sugarfoot米国を代表する名ファンク・バンドのひとつ、オハイオ・プレイヤーズの中心人物リロイ・“シュガーフット”・ボナー(vo,g)が、1月26日(土)朝、オハイオ州デイトンのトロットウッドで死去した。享年69歳。癌を発症し、闘病生活を送っていたそうだ。

オハイオ・プレイヤーズというと、73年にR&Bチャート1位となった<Funky Worm>を頭に、<Fire>や<Love Rollercoaster>、<Sweet Sticky Thing>など、数々のヒットで有名。それと共にエロエロなジャケットでも知られており、ヌードの女性を蜂蜜で塗りたくるなど、思わずヨダレが出そうなアートワークが少なくない。

個人的には、オハイオ・プレイヤーズの音はコテコテのファンクで、ちょっとトゥ・マッチ。だけど面白いモノで、そこから飛び出した連中のサウンドは、結構カナザワにもフィットする。脱退組が結成したSHADOWしかり、同郷の後輩ロジャー・トラウトマン制作/ZAPPのバックアップで生まれたシュガーフットのソロ作『SUGAR KISS』も、またしかり。オハイオ・プレイヤーズみたいになることを目指した同郷バンドでも、デイトンやダズ・バンド、ミッドナイト・スターなどは、結構愛着がある連中だ。時代性もあるけれど、オハイオ以降に登場したグループは、大抵それなりに洗練されているのよ。

でもそれは、オハイオ・プレイヤーズのどファンクを身近に体験し、自らの血肉に昇華させたからこそできる、その先への第一歩ではなかったか。先人の偉業とは得てしてそういうもの。結局、シュガーフット唯一のソロ作となってしまった『SUGAR KISS』(内容についてはコチラから)を、我が【Light Mellow's Picks】で世界初CD化できたのは、とても光栄なことだった(その後Wounded Birdで全米発売)。タワー・レコード限定のこの国内盤、今ならまだ入手可能なようです(解説はJAM氏)。

改めて、シュガーフットにRest In Peace。

タワー・レコード限定の国内盤