alex_o'neal_liveアレキサンダー・オニールとシェレールのコンビで来日、つまり往年のTabu Night再現かと思ったら、ナンとアンジェラ・ウィンブッシュまで乗っかって、の超豪華ライヴ@Billboard Tokyo 2ndステージ。果たしてどういう順で歌うのかな?と思ったら、キャリアでは一番格上であるアンジェラからのスタート。まぁ、アレックスとシェレールのショウは既に繋ぎができているから、やっぱりコレで正解なのかな?

でもこのアンジェラが濃ゆかった <I’ll Be Good To You>から始まり、演目はドンドン濃密なスロウ系ナンバーへと進む。歌える人ではあるけれど、サウンド・クリエイターでもあるから、もっとスマートなショウを見せるのかと思ったら、トンデモナイ。かなりエロエロ・モードで、若い男性客をステージに上げ、時に絡み合いながら、まるで舐め回すように歌い込む。またこの客もなかなか心得ていて…。豊満なパイオツの谷間にマイクを挟み、羽根つきセンスでヒラヒラと舞ったりもしていたな…。

続いて登場のシェレールは、相変わらずのトランジスタ・グラマーぶり。声は若干荒れ気味だったけれど、危なげはなく、パンチを効かせた小気味良いステージング。「何が聴きたいの?」という問いに、「Saturday Love」と声が掛かると、「それは後でね。じゃあこれはどう」とばかりに、< I Didn’t Mean To Turn You On>を繰り出す。かのロバート・パーマーが気に入り、「でも若い女の子に歌わせる曲じゃないよ」と自分でカヴァーして大ヒットしたという曰くのあるナンバーだ。確かに彼のヴァージョンもカッコ良い(Prodはバーナード・エドワーズだし!)けど、歌詞はともかく、やっぱり最初に聴いたシェレールの方がインパクトはあったな。続いての< Everything I Miss At Home>で、階段上からデッカイ図体のアレックス登場。サラリと絡んだ後は、そのまま彼のステージになだれ込む。

う〜ん、アレックス。さすがに声の勢いは全盛期に比べ少し枯れた印象だが、元々が絶倫系の人なので特に問題ナシ。<Innocent>が聴けなかったのがチョッピリ心残りだが、まぁ、こんなモンでしょう。やっぱり<Saturday Love>をナマで聴くと、自然にアガります 途中からはアンジェラも乱入。

超寝不足状態で、ちと睡魔に襲われながらのライヴになったため、一部記憶が飛んだりしているけれど、充実度の高い公演だったのは確か。特にアンジェラは、次は単独で来て欲しい。…というより、ロナルド・アイズレーと別れてからは病気をしたりしてアルバムも出していないのだから、そろそろ完全復活を望みたいところ。もう完全にノロシは上がっているのだよ。

● Angela Winbush
1. I’ll Be Good To You
2. Angel
3. You Don’t Have To Cry
4. Your Smile
5. I’ve Learned To Respect

● Cherrelle
1. Fragile
2. Artificial Heart 〜High Priority
3. Affair
4. I Didn’t Mean To Turn You On
5. Everything I Miss At Home - with Alexander O’Neal

● Alexander O’Neal
1. Criticize
2. All True Man
3. If You Were Here Tonight
4. Fake
5. Never Knew Love Like This (with Cherrelle)

-- Encour --
1. Saturday Love (with Cherrelle and Angela Winbush)