bruce_lewisビロ〜ンってシタールでも流れ出そうなアートワークながら、実際に聴こえてくるのは、ケニー・ランキンにも通じるジャジーなアコースティック・スウィング from ケンタッキー。

ただしファンキー・テイスト増量で、歌声は少しくぐもった感じ。言うなれば、ブルー・アイド・ジャジー・ヴォーカル。ちょっとだけキザイア・ジョーンズを思い出したりもするな。

88年録音ながら、まるで60〜70年代前半のようなショボい音。でもそのロー・ファイさが熱気を呼び覚ますのも、また事実だ。一部レア・グルーヴ・シーンから評価されているというのも分かる気がする。そのストレンジな雰囲気は、マシュー・ラーキン・カッセルと同じ匂い。

エレキに持ち替えてスキャットをカマしたりもする後半は、場末のジャズ・バーでギター中心のトリオorクインテットを聴いている趣き。スタンダードの<Stella By Starlight>やソニー・ロリンズ<Tenor Madness>、ジョン・スコフィールド<The Beatles>などをカヴァーしているが、この手ではキース・ジャレット<Questra>が絶品。

ちょうど今夜みたいにムシた初夏の夜に流すと、少し涼しさを運んで来るかも…