mark_winkler
今夜はBruce Gaitsch & Janey Clewer's AOR TOKYO SESSION Vol.2 featuring RANDY GOODRUM @丸の内Cotton Club 3daysの最終日。2ステージとも観たが、さすがに演奏は熟れてきた感じで、メンバーもリラックスしたパフォーマンス。みんなのお目当てはランディが歌う<Foolish Heart>や<I'll Be Over You>、<Who's Holdin' Donna Now>あたりだったと思うが、プレイそのものは、ジャジーな楽曲の方が魅力的だった。特にランディは質素な歌いっぷりだし、ジェイニーの今回の持ち歌もジャズよりだったから、相性が良かったと思う。

個人的には、初日でランディに “ライナーを書いた男” と顔を覚えてもらえてラッキー。今日はアリスタから出した幻のシングルを見せ、大層驚かれた。別れ際にはネームカードを交換し、keep in touchを約束。また会える機会があるとイイのだが…。ブルースとは “来年、vol.3で”と握手。スタッフとの間ではトミー・ファンダーバークやティモシー・シュミット、リチャード・マークスなど、数人の名が候補に挙がっているのだが…。

さて、その余韻を噛み締めつつ手に取ったのは、知らぬ間に出ていたマンハッタン・トランスファーのシェリル・ベンティーンと、小粋なジャズとAORを行き来するシンガー・ソングライター:マーク・ウィンクラーのデュオ・アルバム。

<Take 5>や<Route 66>など、基本的に洒脱なスタンダード・カヴァーが中心で、マーク自身が歌詞を載せたナンバーもチラホラ。これは最早AORではなくジャズ・ヴォーカルそのものだが、どちらの声も充分親しんでいるので、耳がスッと馴染んでしまう。

マン・トラはリーダーのティム・ハウザーが病欠で、今年になってからはずっとトラを入れてツアー。当然レコーディングから遠ざかっている。コンスタントにソロ作を出しているシェリルも、マークと組んでちょっと気分転換したかったのか? 一度取材で会ったことがあるが、如何にもヤンキーらしい奔放なキャラクターの向こうで、歌にはとても真面目な女性だった。