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88年に出た大ヒット2nd『LIVING YEARS』のデラックス・エディションが出たり、このシングル集が出たりと、何やら騒がしいマイク&ザ・メカニクス周辺。折しも、長年メカニクスのシンガーを務めていたポール・キャラックがソロ作を出したり、エリック・クラプトンのバンド・メンバーとして来日中というタイミングでもあり、どうしても意識はそちらへ行ってしまう…。

このシングル集は2枚組35曲入りというフル・スペックの編集盤で、単なるシングル集ではなく、そのシングルのB面曲に加え、レア音源や未発表音源、それに新曲まで入っているというファン垂涎のシロモノ。個人的には、ポール・キャラックとサッド・カフェのポール・ヤングがマイク・ラザフォードの両脇を固める、というデビュー時の構図にブッ飛んだ人なので、圧倒的に1stへ思い入れがあるのだが、こうして改めて聴くとやっぱり良い曲が多い。

ポール・ヤングが亡くなった後は、マイクとキャラックが中心になって断続的にアルバムを作っていたが、キャラックがいよいよソロに専念(してないか…苦笑)。11年作『ROAD』からは、テレンス・トレント・ダービーが発掘してソロやバンドでアルバムを出していた黒人シンガー:アンドリュー・ローチフォードと、新人トム・ハウアーをフィーチャーした新体制になっている。

それがココへ来てのリリース・ラッシュ。『LIVING YEARS - Deluxe Edition』のdisc2は、現メンバーによるセルフ・リメイクだったから、もしかしたら大きなツアーに出る前哨戦なのかも。現勢力に不可はないけど、やっぱり1stは英国ポップスの粋を集めていた気がするな。