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ディープ・パープルの1st『SHADES OF DEEP PURPLE』を超久し振りに。何てたって今度の紙ジャケ盤は、69年に発売された日本グラモフォンの初回日本盤ジャケを初復刻、ですから! 


アルバムの中身も、『IN ROCK』以降のパープルとは大きく異なるアート・ロック仕様。ジョン・ロードのサイケなオルガンが大活躍で、結構キレイなヴォーカル・ハーモニーを披露したりする。リッチーのギターは素っ頓狂でトゥワンギー。それでもリッチー以外の何物でもないが…。安定しているのはリズム隊で、出戻りメンバーが多い中、ドラムのイアン・ペイスだけがずーっとパープルの屋台骨を守っているというのも、何だか納得できる気がする。

…それにしても、全米4位を記録した<Hush>のカッコ良さったら クリームでもお馴染み<I'm So Glad>やジミ・ヘン<Hey Joe>も、この頃のパープルならではの凄みがある。ハード・ロック時のパープルからしたら、ビートルズ<Help>のカヴァーなんかやってるなんて俄に信じられないだろう。インストの<Mandrake Root>は、その後ライヴ版の長尺<Space Truckin'>の中に組み込まれて。やっぱり音的には、ヴァニラ・ファッジに近い、というコトになるかな。

この頃のパープルには様々な可能性が秘められていて、後のハード・ロック的展開もそのひとつに過ぎなかったことが実感できる。