peter_cetera1
ピーター・セテラ、3度目となる来日クラブ公演@Cotton Club 3daysの初日2nd Show。実際は去年もセミ・クローズドのショウで人知れず来日していたが、Cotton Clubでのショウは09年12月、12年1月に次いでのもの。でも今回は、ライヴ定番曲を押さえつつ、チョッとヒネリを効かせた選曲も混じっていて、愉しみの多いライヴとなった(以下ネタバレあり)。

バンドの面々は、お馴染みのBruce Gaitsch (g) 以下、Joe Chemay (b), Chris Rodriguez (g), Jonathan Hamby (key), Tony Harrell (key), Dan Needham (ds), Tania Hancheroff (vo) という面々。昨年のラインアップは不明だが、CCMでソロ作もあるクリス辺りは初来日だったはずで、みんな真剣度が高いのか、演奏のまとまりは過去2回より良かった気がする。

ヤンヤの喝采の中、サラリと現われたピーターがアコギを握ると、まずは<Restless Heart>からスタート。3曲目の<After All>では女性シンガーのタニアとデュエットし、会場を沸かせた。さすがに声には往年のハリがなくなったものの、キーを落とした曲もあってか、以前より聴きづらさは減少。ビートルズ・カヴァーでは再びタニアとクリスをフィーチャーし、自身は一旦ステージ袖へ。いやこのクリス、確かケニー・ロギンズをサポートしてた時期もあったはずで、なかなか良いですワ。

驚いたのは、ボビー・コールドウェルの曲で…、とか言いながら歌い始めた<Stay With Me>。これは映画『竹取物語』のサントラで歌った曲で、日本でしか出ていない。故に今回のアジア・ツアー(彼らはジャカルタから東京に入った)では初披露だったはずだ。実際カッチリとリハーサルされたものではなく、演奏は4リズム主体のラフな感じで、ピーターもカンペ片手に歌い飛ばす。それでもこの曲がステージに掛けられたこと自体が大きなファン・サービス。これをナマで聴けただけでも、足を運んだ甲斐があった。2日目、3日目と尻上がりに良くなっていくなら、その価値も比例して大きなるだろう。続くタニアとのデュエット<Next Time>も同じボビー・コールドウェル作品だから、ボビー好きには嬉しいセットでもあった。

さらにもうひとつ、クリビツテンギョーなチョイスが。それはシカゴ在籍中に発表された81年の1stソロ『夢のライムライト(PETER CETERA)』から、<I Can Feel It>を演ったこと。過去の来日ステージでも、このアルバムだけは半ば無きもののように扱われていたため、よもやココから歌われるとは思ってなかったのだ。超満員の熱心なピーター・ファがどよめいたのも当然だろう。名バラード<Hard Habit To Beark>では、クリスがビル・チャンプリンのパートを熱唱。そのまま<素直になれなくて>になだれ込んだ。アンコールの最後は、いつものようにオールスタンディングの中、<長い夜>で幕。

ちょうどシカゴの新作の音が届き、それに関する書きモノなどにも関わっているので、個人的には超タイムリーなピーターのライヴだった。未だ8日、10日の4ステージが残っていて、若干お席に余裕のある回もあるそうなので、迷っている方は要チェキよ

Cotton Club ピーター・セテラ

【Set List】
1. RESTLESS HEART
2. GLORY OF LOVE
3. AFTER ALL
4. ONE GOOD WOMAN
5. HAPPY MAN
6. YOU'RE THE INSPIRATION
7. OH DARLIN
8. COME TOGETHER
9. STAY WITH ME
10. NEXT TIME I FALL
11. IF YOU LEAVE ME NOW
12. I CAN FEEL IT
13. STAY THE NIGHT
14. HARD HABIT TO BREAK
15. HARD TO SAY I'M SORRY
-- Encour --
16. SAVE ME
17. 25 OR 6 TO 4