LM_drive
『Light Mellow 和モノ DJ ナイト』第1回@タワー・ダイニング恵比寿 にお越し下さった方々、どうもありがとうございました。元々、通常のレストラン・バー営業しているところにイベントが乗った形なので、あまり音量が上げられないという制約はありましたが、ただでさえ準備不足のところに機材トラブルが重なり、ちょっと残念なトコロがありましたこと、慎んでお詫び申し上げます。しかしその一方でDJ諸氏のチョイスなどには賞賛の声も頂戴しており、まずはひと安心。次回10月3日(金)はリベンジも兼ねて、ということで、より楽しめるイベントを目指しまので、どうぞヨロシクお願いします。

…といったところで今日は、その現場で出来たてホヤホヤの商品サンプルを受け取ったコレ、ウルトラヴァイヴ編『Light Mellow Drive』のご紹介を。

インディ・レーベルゆえに、どうしても自社音源の比率が低くなってしまうが、そこはチョッとひとヒネリ。音楽出版社が原盤権を持つ楽曲や、今シリーズのラインナップから洩れてしまった中堅メジャー・レーベルの音源を集め、この『Light Mellow Drive』ができ上がった。若いアーティストのナンバーが多いのもインディならではで、このコンピのテーマ曲とも言えそうな今井美樹<DRIVEに連れてって>や杉山清貴&オメガトライブ<Dear Breeze>といった有名楽曲と、ミトカツユキや 常夜灯のような知る人ぞ知るニュー・カマーが一緒に収まっているのが面白い。<DRIVEに連れてって>の心地良いヴァイヴは、名ドラマー:アンディ・ニューマーク(元スライ&ザ・ファミリー・ストーン)によるものである。

初CD化はシュガーとM.TOSIKAZ(元・大宮京子&オレンジ)の2曲。後者は、AB'Sの全面バックアップで生まれたミニ・アルバムからのセレクトだ。

オープニングのSo Nice<光速道路>は、シュガー・ベイブ・チルドレンの最高峰として話題をさらったグループの人気曲で、少し前に7インチ・シングルが切られ、秒速即完した。しかも今回は、このコンピ用にリマスターされた初出ヴァージョンでの収録となるので、乞うご期待。風コーラス団はポプコン出身で、バックはティン・パン・アレー勢。NOVOは、かの横倉裕が渡米前に組んでいたソフト・ロック系グループである。

タイム・ファイヴの楽曲は、大野雄二のサウンド・プロデュース。種市弦はSMAPや杏里に楽曲提供しているシンガー・ソングライターで、こちらは佐藤博プロデュースによる94年物。ラー・バンドを髣髴させる一十三十一の作は、大貫妙子の名曲カヴァー。そしてラストは、杏里の角松敏生プロデュース3部作からのチョイスである。

個人的な押し曲は、艶っぽいギターが印象に残る豊島たづみ<夜もすがら>、AORマナーを上手に救い取った 大橋純子<Stray Eyes>あたり。中でも秀逸なのが、Nona Reevesのアコースティックなメロウ・バラード<三年>。この珠玉の一曲で、元気印が目立つNona Reevesのイメージが覆される人もいるのでは?

ちなみにこの『Light Mellow Drive』は、8月20日の発売。同発予定だったクリンク編『Light Mellow Serenade』とヴィヴィド編『Light Mellow Magic』は、諸般の事情で発売延期になりそうな雲行きです m(_ _)m

  『Light Mellow Drive』収録曲
1. 光速道路 / So Nice
2. TRIPPIN' / Makkin & the new music stuff
3. DRIVEに連れてって / 今井美樹
4. BEST FRIEND / 児島未散
5. 三年 / Nona Reeves
6. ロココの風車 / 風コーラス団
7. 白い森 / Novo
8. 夜もすがら / 豊島たづみ
9. FRIDAY NIGHT / M.TOSIKAZ
10. Stray Eyes / 大橋純子
11. いじわるShine / シュガー
12. サイレント・ナイト / タイム・ファイブ
13. 此の街のおいしい水 / 種市弦
14. Dear Breeze / 杉山清貴&オメガトライブ
15. チャンス / 一十三十一
16. クックブック / 失敗しない生き方
17. Wonderful / ミトカツユキ
18. Windy Summer / 杏里