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いよいよ今週末に迫ったオーレ・ブールド2度目のジャパン・ツアー。少し時間に余裕アリで、カナザワもただいま最新作『STEPPING OUT』を予習中。ココから何曲やってくれるかな?という愉しみも然ることながら、今年もペイジスは聴けるか?なんてトコロも気になったりして…。

今度もホーン・セクション不在なのは少々残念だが、前回ツアーはその穴をまったく感じさせなかったし、新作は以前よりファンク色が薄くなっているから、もはや何の懸念もない。それよりも、緻密なバンド・アンサンブルが剥き出しになるワケだし、Kydはもちろん、オーレともうひとりのギタリストが活躍する場も増えるのではないか。

前回はバリバリのドライヴ・チューンでテンションが上がり、高揚しっ放しのうちにライヴが終わってしまったけれど、今回はタイトル曲<Stepping Up>や<Uptown Citizen>、(バーナード)パーディ・シャッフル炸裂の<Keep This World Alive>など、スティーリー・ダン的テイストを持つ楽曲のウネリをジックリ堪能したい。

スウェーデンからデヴィッド・フォスターの肝煎りでデビューし、YouTube画像で耳の肥えたAORフリークのハートを掴んだかに見えたダーティ・ループスも、蓋を開ければ ガキんちょ仕様 になっていて 違和感を抱いた向きは少なくないと思う。でもこのノルウェーのAOR新星は、幼少の頃からAORに親しみ、子供の頃からファミリー・ゴスペル・グループでプロのキャリアを重ねてきた。引き出しが多い分、メタル・バンドに関わったりするものの、彼の真骨頂がAORにあるのは間違いなく、裏切られるコトはまずない。

現時点ではまだ席にも余裕があるようなので、是非ともナマでオーレのAORワールドをご堪能あれ。

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