とうとう、その時が来てしまった。TOTOのベース・プレイヤーとしてお馴染みのマイク・ポーカロが、15日、59歳で死去。07年に不治の病である難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、7年超の闘病生活の末、家族やメンバーは元より世界中のファンの願いも空しく、彼は旅立って行った。
今となっては、スティーヴ・ルカサーとの路線対立が噂されたのも懐かしい出来事だ。特にデヴィッド・ペイチが積極的にバンドに関わらなくなった頃から、我が物顔でバンドを仕切るルークに対し、マイクはTOTOのコンサヴァな部分を守る立場にいた。しかしデビュー準備期間中は米業界内で “ポーカロ・ブラザーズ” と呼ばれていたTOTOである。当時マイクはデヴィッド・ハンゲイトがいたため不参加だったものの、加入後はバンド中枢にスッポリ収まり、スティーヴ・ポーカロ脱退、ジェフ・ポーカロ急死を通じてどんどん存在感と矜持を強くしていった。ルークがTOTOの活動休止を決心したのも、ペイチのツアー不参加とマイクの病欠で精神的に疲れてしまったのが理由だろう。そして08年のグループ復活のキッカケは、マイクへのベネフィット。ヴォーカルには3代目のジョセフが復帰し、ペイチに加えてスティーヴ・ポーカロまで一緒に戻ってきた。
ベーシストのしての評価はハンゲイトに及ばないものの、バンドの音楽性の変化をシッカリ捉えたプレイには定評があった。TOTO参加前はボズ・スキャッグス、ラリー・カールトンらのバンドでプレイしていたし、L.A.のTV局の音楽番組でハコバンを務めていた時期もある。某所でピンク・レディーの渡米時のTV出演映像を見せてもらったら、バック・バンドにマイクがいて、とてもビックリしたのを思い出した。
近年はもう身体が完全にマヒした状態で、一時は危篤に陥ったこともあったらしいマイク。それでも最近は病状が安定していると聞いていた。なのにそれが急転しての、今朝の訃報。しかも今週は、マイク不参加のTOTOのニュー・アルバムが発売される。まったくタイミングが良いんだか、悪いんだか…。確かなのは、話題が増えたというコトだけだ…。
患ったのが難病ALSなので、遅かれ早かれ、こうなることは心の何処かで覚悟していた。なので、それほど大きなショックはない。けれどやはり喪失感は大きくて…。
ちなみにマイク追悼と言って、<Rosanna>や<Africa>を掛ける下衆なラジオ番組のが如何に多いことか… ま、穏やかな性格のマイクのこと。きっと今頃、ジェフと一緒にあの世で苦笑していることだろう。
Rest in Peace…
ベーシストのしての評価はハンゲイトに及ばないものの、バンドの音楽性の変化をシッカリ捉えたプレイには定評があった。TOTO参加前はボズ・スキャッグス、ラリー・カールトンらのバンドでプレイしていたし、L.A.のTV局の音楽番組でハコバンを務めていた時期もある。某所でピンク・レディーの渡米時のTV出演映像を見せてもらったら、バック・バンドにマイクがいて、とてもビックリしたのを思い出した。
近年はもう身体が完全にマヒした状態で、一時は危篤に陥ったこともあったらしいマイク。それでも最近は病状が安定していると聞いていた。なのにそれが急転しての、今朝の訃報。しかも今週は、マイク不参加のTOTOのニュー・アルバムが発売される。まったくタイミングが良いんだか、悪いんだか…。確かなのは、話題が増えたというコトだけだ…。
患ったのが難病ALSなので、遅かれ早かれ、こうなることは心の何処かで覚悟していた。なので、それほど大きなショックはない。けれどやはり喪失感は大きくて…。
ちなみにマイク追悼と言って、<Rosanna>や<Africa>を掛ける下衆なラジオ番組のが如何に多いことか… ま、穏やかな性格のマイクのこと。きっと今頃、ジェフと一緒にあの世で苦笑していることだろう。
Rest in Peace…
今のラジオ局はFMでもそんなもんですね。これらと合わせて新曲も耳にしますが、個人的にはどうかな、という感じです。
皮肉にもマイクの病が現在のTOTOのきっかけになったわけですが、だからこそマイクのためにも、もう一花咲かせて欲しいです。