parachute live
ハンコック&ショーター、リトナー、ガッド、フォープレイらが出る東京JAZZ、オリジナル・ラブにキリンジ、paris matchらが出るSlow Live 2015@池上本門寺など、観たいライヴがバッティングしまくりの一日。実際お呼ばれしたりもしたけれど、結局は初志貫徹、一番早くスケジュールを知って予定に入れてたパラシュート@Billboard Live Tokyoへ。おそらく東京JAZZでは、フォープレイに歴代ギタリストであるリトナー、カールトンが飛び入りするだろうな〜と分かっていたけど(実際そうなった)、ココはパラシュート愛の勝ち。まぁ、コンピを組ませて戴いた、というご縁もあったし…。

2nd Showというコトで多少アルコールも入っていたのか、15分押しほどでステージに上がったメンバーは、みんなノリノリ。12年暮れのTOKYO CROSSOVER NIGHT(@東京国際フォーラム)で9年ぶりにリユニオンしたのを機に、昨年は東名阪ライヴ・ハウス・ツアーを敢行。今年も既に名阪でライヴをこなしてきたから、メンバーの阿吽の呼吸が一層 密になってきたのだろう。司会進行役の斎藤ノブや井上鑑も、異口同音に “バンドってイイよねぇ〜” と連発していた。メンバーの一部は著名アーティストのツアーやらイベント・コンサートなどで頻繁に顔を合わせているはずだが、だからこそ、なお一層、このラインナップが揃った時の一体感、言わばホームのやりやすさを実感していると思う。

この夜のステージは、意外にもメロウな歌モノ<Autumn Nights>で地味めのスタート。続いても<Switch-Blade Hero>、<Secrets Of Paradise>とヴォーカル・ナンバーが続く。このあたりが実はメンバーの主張であり、オレたちは歌モノのバックが身上なんだよ!というコトか。でも松原正樹や今剛のソロやツイン・ギターが光るのも、そうした歌とのバランスが一番。もちろんインスト物はカッコ良いし、人気も集まるところだけれど、彼らのレパートリーがすべてインストだったら、その在り様は今とは少し違っていたかもしれない。

中盤では、井上ソロからCMにも使われた<Gravitations>、松原ソロから<Sniper>、更に美しいギターをフィーチャーした<Neon>、<Miura Wind>と続いていく。<Neon>は久しぶりの披露だそうで、もしかしたら『HAERE MAI』のツアー以来なのかな? 個人的にはDJネタにも使ったりする<Cocktail Night>をナマで聴けたことが、とても嬉しく。リアルタイムではこの曲が誰のセンスなのかよく分からなかったが、安藤芳彦が在籍していたHOLD UPのアルバムを聴くと、それが安藤さん以外の何モノでもないコトがよく分かる。当時はコレをシングル・カットして、TVにも出演しよう!という目論見があったそうだが、“イメージが違う” とレコード会社に止められたそうだ。酒造メーカーにプレゼンしたら、CMが取れたかもしれないよな、なんて今更思ってしまったり…。

そして本編ラストは、待ってました!の<Hercules>。やっぱり松原&今のツイン・ギターは最強。でもこの日はココからが長かった。

まずアンコール1曲目は、これまた意外にもメロウな<Jasmine>とお約束の<The Dealer>。そしてダブル・アンコールで、やっぱり出たかの<Aresa Koresa>。ところが終盤に差し掛かったところで事故発生。“ダル・セーニョが見えねぇんだヨ”というコトで、珍しくまた頭からリ・プレイとなった。名手の集まりでも、時にはこんなコトがあるんだねェ 互いに二言三言打ち合わせして、2度目はクリア。更にもう1曲、今ソロから名曲<Agatha>でエンディング。ちょっとしたハプニングはあったけれど、メンバーもオーディエンスも、みんなイイ顔していたな。

…というワケで、今宵の余韻は、同じBillboard Live Tokyoで録られた35周年ライヴの映像で楽しみましょう。

 【2nd Show Set List 】
1. Autumn nights
2. Switch blade hero
3. Secrets Of Paradise
4. Taboo '80
5. Gravitations
6. Sniper
7. Neon
8. Miura Wind
9. Banana Moon
10. Cocktail Night
11. Hercules
-- Encour --
12. Jasmine
13. The Dealer
14. Aresa Koreaa
15. Agatha