paris match 11
好調 paris matchの新作。デビュー15周年にして11作目のタイトルは、シンプルに『11』。そこに何か新たな決意みたいなモノが秘められているような気がするのは、自分だけ?

基本的に、デビュー時からほとんど完成された音楽観を持っているユニットなので、サウンド面での大きなブレはない。その時々のハヤリの音、あるいは中核である杉山洋介やヴォーカルのミズノマリそれぞれ嗜好を反映させながら、paris matchの看板に相応しいサウンドを作っていく。それが彼らのスタイル。

そうした意味では、もうちょっとTuxedoあたりを思わせる70〜80年代風ディスコ・サウンドになるか?と思っていたら、案外そうでもなくて、やっぱりいつもの超スタイリッシュな paris matchだった。それでもベースが激しく動き回る<Brand-new chocolate logic>あたりは、レア・グルーヴ色の濃い仕上がりでソソられる。アルバム通して、ドラムは打ち込みでもベースはエレベ、という楽曲が多いから、感触としてはいつになくバンド感が強いような…。両方プログラムのケースでも、ベース・ラインは往年のシンセ・ベース風で、<ディストピア>のリズムなんて、まさにチャカ・カーンの『WHAT' CHA GONNA DO FOR ME』のアルバムを髣髴させる。マリちゃんのヴォーカルも、さり気なく表現力がアップしていて。

明日、恵比寿ガーデン・ホールで Christmas Liveがあるけど、イベントやら何やらとバッティングしていて行けない…。ちょうど彼らが最初に所属していたaosis recordsのハイレゾ用コンピレーションの選曲をやっていたところで、久々に paris matchの初期5〜6作をまとめて聴いていたから、モード的にはすっかり準備万端だったのだが…