jeffrey foskett
元ブライアン・ウィルソン・バンドのミュージカル・ディレクターにして現ビーチ・ボーイズのメンバー、ジェフリー・フォスケットが、カナザワのビジネス・パートナーでもあるVIVID SOUNDのスタジオにオーディエンスを招いてクリスマス・パーティ・ライヴを開催するというので、急遽覗いてきた。

レコーディングやリハーサルなどで通い慣れたスタジオだが、キチンと整理すると70~80人の椅子席が用意でき、下手なライヴ・ハウスより よっぽどマトモなステージになる。この日は電飾付きのクリスマス・ツリーなども配置され、まずはその変貌ぶりにビックリポン。更にこの日は立ち見まで多数という盛況ぶりだった。オープニング・アクトを務めたザ・ペンフレンド・クラブが、学園祭みたいなノリで40〜50分プレイしたあと、ジェリーが一人で登場。まずはカラオケで、バッドフィンガー<No Matter What>を歌ってスタート。その後も、カラオケ+ギターだったり、アコギの弾き語りだったり、リクエストに応えたりで、トータル約1時間。

実は6日に発売された16年ぶりの新作『CLASSIC HARMONY』を未だ入手してなくて、新録+旧譜からのチョイスによるカヴァー集という前情報だけで足を運んだが、ジェリー・フォスケットのワンマン・ライヴという説明さえあれば、内容は分かる人にはもう分かる。要するに、ビーチ・ボーイズとその周辺のオールディーズをあの声で歌う、ってコトなんだな。

ハイライトは、ザ・ペンフレンド・クラブをバックに従えての、<Darlin>、<Don't Worry Baby>に<Fun Fun Fun>といったビーチ・ボーイズ・レパートリー。ジェットラグの上に喉の調子が優れないらしく、リクエストに応えた<Sufer Girl>をワン・コーラスで切り上げたり、アンコールもナシだったのだが、優しそうな笑顔を絶やさないなジェリーにスッカリ癒された。

ちなみに来年は4月にブライアン・ウィルソンが来日して、『PET SOUNDS』最後の再現ライヴを行うことが大々的に宣伝されている。けれど実はその直前の3月末に、マイク・ラヴとブルース・ジョンストン中心の現行ビーチ・ボーイズが、東京/大阪のBillboard Liveで公演予定。ジェリーはコチラの方で、ブライアンの代役を務める。ビーチ・ボーイズに思い入れのないカナザワは、生き残りメンバー総動員的な50周年記念ツアー@QVCマリン・スタジアム(12年)で満足してしまっているけれど、ファンはさぞ忙しいコトだろうなぁ〜。