masaki_matsubara_35th live
またしても衝撃的なニュースが飛び込んできた。日本を代表するセッション・ギタリストの松原正樹が、1月中旬から末期ガンで入院しており、 かなり危うい容体らしい。今日、奥様でkyd奏者でもある南部昌江さんがSNSに書き込む形で公表した。もう面会が可能な体力さえ残っていない状況だという。これはショッキングだ。

昨年、体調を崩して入院。八神純子さんのツアーなどにトラを立てて闘病した時期があったが、どうやらその時に十二指腸癌が発見されたらしい。開腹手術を受けたものの、転移が多くて手の施しようがなく、バイパス手術だけで終わったそうだ。その後、あらゆる治療(抗がん剤を除く)を試みながら、徐々にギターを弾き始め、現場復帰。多少痩せながらも、『風街レジェンド』やパラシュートのツアーで健在ぶりを見せてくれた。

今年に入って大物外タレの訃報が続き、直近ではジェファーソン・エアプレインの中核ポール・カントナーの逝去が伝えられたばかりだが、今日になってジェファーソンの初代シンガー(=グレース・スリックの前任):シグニー・トリー・アンダーソンが、カントナーと同じ28日に亡くなっていたことがわかった(享年74歳)。その偶然に驚きこそすれ、彼らは所詮、海の向こうの方々。デヴィッド・ボウイやグレン・フライなんてスーパースターだから、松原さんとは距離感が違う。ましてカナザワの場合、単に取材だけでなく、一緒にお仕事させてもらったことも。前にaosisから出たアコースティック・セルフ・カヴァー集『ACOUSTIC AGE』で、選曲に関わらせて戴いたのだ。都内にある自宅兼スタジオ(現在は那須に居を構え、コチラは事務所的に使われている)にもお邪魔したし、楽屋でのご挨拶は数知れず。体調を崩されてからはお会いしてないが、去年のパラシュート公演では昌江さんと言葉を交わした。

とにかく今は回復を祈ることしかできないが、まだ還暦を回ったばかりなのだから、逝くにはあまりに早すぎる。松っつぁんのギターに魅せられたことがある人は、那須の病院に向けて、一生懸命 念を送ってあげてください。

昌江さんのポストは、こう結ばれている。

「松原のギターの音を聴きながら思いを馳せていただけたら本人も嬉しいと思います。多くの方々にご心配頂きありがとうございます。奇跡が起きるように頑張っています。