jeff beck_rough&ready
ワケあってジェフ・ベック。最新作『LOUD HAILER』もメチャ攻めに出てて、近作の中では一番のお気に入りになったけれど、カナザワにとってのジェフ・ベックは、やはり第2期ジェフ・ベック・グループ(以下JBG)の2作と、ソロ初期『BLOW BY BLOW』と『WIRED』に尽きる。来月、その『WIRED』40周年記念でSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションが出るので、コレを5.1chサウンドで聴くのがメチャ楽しみ。で今日は、その前哨戦的に…??

ロッド・スチュワートとロン・ウッドがいた第1期JBGと、最強トリオ:ベック・ボガード&アピス( BBA)に挟まれ、世間的に分の悪い第2期JBGだが…。

でもブライアン・オーガーのオブリヴィオン・エキスプレスへ行くクライヴ・チャーマン(b)と元ガスのボブ・テンチ(vo,g)という黒人勢2人に、ジャズ上がりでほとんどピアノしか弾かないマックス・ミドルトン、という顔ぶれがユニーク。その後方には、ドカスカと援護射撃を打ち上げるコージー・パウエル(ds)という異種格闘技戦みたいな陣容。これは言わばロックとソウルとジャズのミクスチャー。カナザワのような雑食好きには、このコンビネーションがもう堪らない。この音は、サウンド的に『BLOW BY BLOW』や『WIRED』とダイレクトに繋がるワケで、ジェフの交通事故で結成が先送りされたBBAが、彼の足取りの中で完全に過去のアイディアだったことが浮き彫りになる。意気投合したチャーマン、テンチ、ミドルトンは、JBG解散後、そのままギターとドラムを加えてハミングバードを結成した(2代目ドラマーがバーナード・パーディ)。

『ROUGH AND READY』は久々に聴いたけど、<Got The Feeling>とか<Situation>あたりの16ビートは、重いながらも見事に踊れる。そういや<Situation>はジェフ作になっているが、実はテンチの前任だったアレックス・リジャートウッド(後にサンタナで有名に)が書いた楽曲。彼がメンバーから外された直後に参加したオブリヴィオン・エキスプレス(!)のアルバムで、<Truth>として演っていた。このタイトルは、もしかしてジェフへの当てつけかッ

第2期JBGの2nd(通称オレンジ)も、先にSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションが出ていたので、同様に4ch盤があった『ROUGH AND READY』も、いずれマルチでヨロシク。