pilot live
パイロット〜 Second Flight to TOKYO 〜@渋谷 Duo Music Exchange 東京公演初日を観た。仕事が押していてギリギリまで悩んだけど、思い切って行って大正解。思わず微笑んじゃうような、メチャクチャ良いライヴだった。

全盛期は4人いたメンバーも、今はデヴィッド・ペイトン(b,vo)とイアン・ベアンソン(g)の2人だけ。それをギター、キーボード、ドラムの3人でサポートする。来日は07年以来の2度目だが、カナザワが観たのは今回が初めて。

ペイトンは今年初めのアルバート・ハモンド公演に同行していて、ニコヤカにベースを弾いていたけれど、今回はもう喜色満面。ギターを弾いてる時はポーカー・フェイスのベアンソンも、セッティング中からステージ上に姿を見せ、愛想を振りまいていた。演奏もよくまとまっていて、彼らが如何にこのジャパン・ツアーを待ち侘びていたかが伝わってくる。キーが下がったとか、ジジィになったと文句を言う輩はいるけれど、それじゃあアンタはどうなのよ? 割と斜に構えてライヴを見るコトが多いカナザワだけど、今回のパイロットは文句なく楽しめたし、彼らは今できるベストを尽くしたと思っている。ベアンソンの、如何にもレス・ポールといったソリッドなギターも良かったなぁ…。

オープニング・アクトが30分プレイした後、3rdアルバム『MORIN HEIGHTS』(76年)所収の<Penny in My Pocket>からショウがスタート。名盤2nd『SECOND FLIGHT』(75年)や再び3rdからの楽曲を立て続けにプレイしていく。更に、2人がサポート参加しているアラン・パーソンズ・プロジェクトの作品からも、<Prime Time>や<Games People Play>をカヴァー。パイロット・ファンなら彼らの初期作がアラン・パーソンズのプロデュースなのは知っていると思うが、14年発表の最新作がアランに敬意を示したA.P.P.カヴァー・アルバムだったのだ。元来 A.P.P.のシリアスな楽曲はポップなパイロットのレポートリーとは相入れ難いが、ライヴ・パフォーマンスに於いてはバリエーションを広げる役目を果たし、ショウをビシッと引き締めた感がある。このあと1stの曲や、個人的に思い入れの深い4作目『TWO'S A CROWD』から<Get Up and Go>を披露。この曲は移籍先アリスタの当時のトップ:クライヴ・デイヴィスの注文で書いた曲だそうだ。

このあとベアンソンのギター・ソロで<Alfie>、ペイトンとのアコースティック・デュオで<Lovely Lady Smile>を歌い、しばしインターバル。後半はベアンソン抜きでペイトンのソロ曲を2曲歌い、またしてもA.P.P.ナンバーから<Eye in The Sky>と<Dancing On A High Wire>。う〜ん、ココまでサーヴィスする必要あるのかいな?と思いつつ、20年くらい前に観たA.P.P.日本公演に想いを馳せる。続いて4thから<Monday Tuesday>。初めてライヴでプレイすると言ってたのは、この曲だったか? そして<Call Me Round>、<Just A Smile>とヒット曲を続け、最初のハイライト。オーディエンスも “パンッ、パパンッ” の手拍子で応え、ステージと見事一体化した。

そしてアンコールは、言わずと知れた<January>と<Magic>。特に後者は、イントロと同時にオーディエンス総立ちで、サビは大合唱。いやいや、盛り上がりました これはまた来る機会あったら、是非観に行かんと