billy griffin systematic
相方の実家へ新年のご挨拶へ行ってから、越年している仕事部屋のアナログ&CDの片付けを再開。デスク脇のダンボールに未聴のまま投げ込んであったCDだけで数百枚はあったから、分類して棚へ収めるだけでひと苦労。ちなみに我が家はザックリとジャンルで分け、並び順は洋楽=アルファベット、邦楽=五十音順にしている。例えば、このビリー・グリフィン(元ミラクルズ)だったら、ソウル/R&Bコーナーの男性ソロ棚「G」のトコロに入るワケ。

で、何故に今更コレを引っ張り出したかと言えば、その未聴の山から出てきたため。初CD化が昨年4月だったから、1年近くロクに整理してなかったことになる。はぁ〜〜 もっとも中身はアナログ時代に聴き倒していたので、聴かずとも分かってる、そういうつもりでいたのだが

ところが、久々にプレイヤーに入れてみたら、予想以上に新鮮で…。プロデュースは前半リオン・ウェア、後半トッド・コクラン(=Beyote)だが、85年制作という時節柄、打ち込み中心の音作りで何処か軽い印象があった。ベースはほぼシンセ、ドラムはプログラム or シモンズ。それこそナマのリズム隊は、バラードでリッキー・ローソン(ds)&エイブ・ラボリエル(b)が参加しているくらい。だけどこの時代は、まだまだアナログ・シンセを手弾きで、というパターンも多く、それが効いているのか、シンセのニュアンスもそれなりに豊富で、「ほう」と耳をそばだてられてしまった。記憶の中のサウンドはひどく古めかしいモノになっていたけど、決してそんなコトはなく。やっぱり今とは違って楽曲のクオリティが安定しているから、時代の音にも負けていないのだな。それに、かのスモーキー・ロビンソンの後釜を務めた人だけあって、ビリーのヴォーカルもしなやかにして強力。このソロ3作目がメジャーでの最終作になってしまったが、実力的にはもっと活躍しても良かった。

さて、参加ミュージシャンは誰だったか?と確認しようとしたら、残念ながらCDはクレジット落ち。それこそプロデューサーの記載もない(ビリーのプロフィール紹介にかろうじて)。そこでアナログを引っ張り出すと、ランディ・カーバー(kyd)、マイク・オニール(g)、リチャード・エリオット(sax)、グウェン・ガスリー/サイーダ・ギャレット(cho)らの名が。リオンとタイトル曲を共作している J.イングラムは、もしかして、あのジェイムス・イングラムかしらね?

このタイトル曲、そして今なら絶対ウケそうなブギー・チューン<Electrified>とイイ楽曲が並ぶが、白眉はリオンの最著名曲のひとつ、<If I Ever Lose This Heaven>のリメイクだろう。ビリーとエンジェル・ロジャースという女性シンガーのデュエットで、これが結構BPMを上げた踊れるアレンジになっていて斬新だ。多くのカヴァーがある名曲ながら、やはり作者自身が絡んだ前向きなセルフ・リメイクは完成度が違う。今まではビリーといえば前2作の印象が強かったが、ダンス・チューンに関してはこのアルバムの方が上だな。

それにしても、我が仕事部屋は明日には片付くだろうか。これも仕事のうちだけど、そろそろ書きモノを始めないと締め切り来ちゃうのよ。