bobby bland
Vinyl & CDの整理、絶賛継続中。結局今日も終わらなかったけど、ようやく先が見えてきた。でもまた収納スペースがなくなりつつあり、これから頭を悩ませそう。去年はフュージョンやAOR系の廉価CD再発が多かったので、それだけでも軽く300枚は増えてるんだから…


さて今日もまた、未開封のまま長らく放置プレイに遭っていたネタ。しかも珍しくブルースだ。…といっても、ココに載るからには、ただのブルースではない。選んだのはボビー・ブルー・ブランド。ギターを弾きながら歌うブルース・マンが多い中、彼はコク深いゴスペル仕込みのヴォーカル一本で勝負していた純ブルース・シンガーだ。13年に83歳で他界したが、晩年まで現役で歌っていたらしい。

この2in1は、ナッシュヴィル録音の75年作『GET ON DOWN』と、スティーヴ・バリ制作による77年のL.A.セッション『REFLECTIONS IN BLUE』をカップリングしたもの。リリースは99年と結構前だが、カナザワはずーっと買いそびれていた。そうしたら、昨年初めてのリーダー作を出したエド・グリーンが、ブランドとのセッションを自身の “記憶に残るモノ” として挙げていて。それを機に、ブランドのカリフォルニア・セッション3作をまとめ買いした。ジェイ・グレイドン参加の『REFLECTIONS IN BLUE』だけは、以前からアナログで持っていたんだけど。

改めて聴いてみると、案の定 前者はほのかにカントリー・テイストが漂う出来。AOR好きには少々シブ過ぎる感じがする。でもそれを補って余りあるのが後者。『HIS CALIFORNIA ALBUM』(73年)、『DREAMER』(74年)に続くL.A.録音作で、スティーヴ・バリとのコラボ3作目に当たる。

マイケル・オマーティアン(kyd)編曲の下、エド・グリーン(ds)、ウィルトン・フェルダー/チャック・レイニー/スコット・エドワーズ(b)、リー・リトナー/レイ・パーカーJr./ジェイ・グレイドン/ディーン・パークス/ベン・ベネイ(g)、ヴィクター・フェルドマン(perc)、ウォーターズ(cho)、ジム・ホーン/アーニー・ワッツ/ニーノ・テンポ(horns)らが参加。リズム・ヘリテッジ勢総動員の感アリで、如何にもL.A.産らしい、ディープさ控えめの都会派ブルースを聴かせる。でもその辺りが、この時期のブランドがブルース・ファンから高く評価されない由縁。逆にブルース門外漢から見ると、それ故に耳馴染みが良いワケ。すなわち、上記参加メンバーのラインナップに反応しちゃう向きには、ソウルフルでちょうど良い案配なのだ。楽曲提供にも、リズム・ヘリテッジに参加したマイケル・ウォルシュ&ダン・プライスらが名を連ねている。

とりわけ、アルバム・ラストを締めるJ.J.ケイルのカヴァー<I Got The Same Old Blues>のカッコ良さったら!  唸りを上げるプログレ・チックなシンセ・ソロも面白いけど、2度登場する長尺ギター・ソロは、音の伸びやトリッキーなフレーズから判断してグレイドンの可能性大。リンクを貼っておくので、あとは各自ご判断あれ!