duncan mackay
個人的待望! マニアックなプログレ系作品の初CD化が実現した。コックニー・レヴェルや10C.C.、キャメル、アラン・パーソンズ・プロジェクト、ケイト・ブッシュ、バッジーなどで活躍した南アフリカ育ちの英国人キーボード奏者、ダンカン・マッケイの2ndソロ(77年)。昨年末に輸入盤が出て、日本盤を待たず即ゲット。レコードコレクターズ誌の最新号に、1月末に亡くなったジョン・ウェットンの追悼特集があり、それを見てふと思い出したように引っ張り出した。

…というのもこのアルバム、珍しくジョン・ウェットンがプロデュースしていて、3曲でヴォーカルも取っているのだから。

ダンカン自身にとっては、南ア時代の74年に作った初アルバム『CHIMERA(キメラ)』以来の作品。そちらはシンフォニック系プログレ路線のアルバムだったが、コチラはバラエティに富んだ作風で、いかにもプログレ然としたELP的楽曲からキャメルっぽいムード・プログレ的ナンバーまで、それなりに多彩な曲を聴かせる。

バック・ミュージシャンも、クライヴ・チェアマン(b / 第2期ジェフ・ベック・グループ〜ハミングバードなど)、アンディ・マッカロック(ds / キング・クリムゾン〜フィールズ〜グリーンスレイド)、メル・コリンズ(flute / キング・クリムゾン〜ココモ〜キャメル)など。コックニー・レヴェルを率いたスティーヴ・ハーレイも、1曲<Time Is No Hearler>でヴォーカルを取った。

『SCORE』というタイトルもあってか、クラシック調の楽曲など自ずと実験的要素を含めた楽曲が多い。が、決して難解なアルバムではなく、ブリティッシュ・ロック好きなら意外にサラリと聴ける。アナログ・シンセサイザーの音色も、ほんわかと耳に優しい。もっと好条件の活躍の場にいれば、パトリック・モラーツやエディ・ジョブソンぐらいの知名度になる可能性があったと思うが、如何だろう?