doobie_streets THE DOOBIE BROTHERS
                      『TAKIN' IT TO THE STREETS』



今日は、毎週火曜日にご案内することになったTS-ONEのプログラム『PREMIUM ONE』の更新情報。スマホ・アプリの聴視エリアが全国に広がり、windows 8.1搭載のPCでもお聴き戴けるようになりました。今週は特にテーマを設けずのフリー・セレクトですが、選曲の並びを見ると、ホンノリと春を感じさせるメロウ系のチョイス、特にマイルドな歌声に特徴があるアーティストが並んでいるような…。

【 4月24日〜4月30日まで放送分のPLAY LIST 】
M1 : あの頃のまま / Bread & Butter    【選曲 : 竹内】
M2 : Hideaway / David Sanborn       【選曲 : 金澤】
M3 : (So Long) Since I Felt This Way / Robert John   【選曲 : 竹内】
M4 : Being With You / Smokey Robinson 【選曲 : 金澤】
 ◉レコメンド・コーナー『REVIVE ONE』!
1枚のアナログレコードにスポットを当ててレコメンダーの愛聴盤をご紹介するコーナー!
《竹内孝幸の愛聴盤》 Nick DeCaro『ITALIAN GRAFFITI』(1974年)
M5 : Under The Jamaican Moon / Nick Decaro 
M6 : Tea For Two / Nick Decaro
《金澤寿和の愛聴盤》The Doobie Brothers『TAKIN' IT TO THE STREETS』(1976年)
M7 : Rio / The Doobie Brothers 
M8 : Wheels Of Fortune / The Doobie Brothers 

カナザワ選曲分をザッと紹介すると…

まず人気サックス奏者デヴィッド・サンボーンの<Hideaway>は、彼が80年に放った5作目のリーダー作にして、一大出世作『HIDEAWAY(ハイダウェイ)』のタイトル曲。スティーヴ・ガッド(ds)、ハイラム・ブロック(g)、ドン・グロルニック(kyd)、ニール・ジェイソン(b)、ラルフ・マクドナルド(perc)といった名手たちがバックを固めている。プロデュースはココからしばらく蜜月状態となるマイケル・コリーナ&レイ・バーダニ。

<Being With You>ハ、“ヴァイオリンのような歌声”と称された偉大なソウル・シンガー:スモーキー・ロビンソンの81年の大ヒット。50年代から在籍したミラクルズでの活躍が有名ながら、73年からソロ活動を始め、数多のヒット曲を出した。同名アルバムからシングル・カットされたコレもR&Bチャート首位、全米ポップ・チャート2位を記録した。当時のスモーキーはモータウン・レコードの副社長でもあった。

【Revive One】で取り上げたのは、今週久々のジャパン・ツアーを行なっているドゥービー・ブラザーズ。ドゥービーズというと、大陸的アメリカン・ロックで人気を博したトム・ジョンストン時代と、スティーリー・ダンに通じる都会派AORサウンドを追求したマイケル・マクドナルド主導期に支持が割れるが、再結成後は<Long Train Running>や<Listen To The Music>など、初期ヒット中心のステージを繰り広げている。そこでココでは敢えて後期作品から、マイケル・マクドナルド加入直後の『TAKIN’ IT TO THE STREETS(ドゥービー・ストリート)』を選択。とはいえ実際のセレクトは、2曲ともマイケル主導を操った黒幕パット・シモンズのヴォーカル曲。<Rio>でカメオ出演的にワン・フレーズだけ歌っている女性シンガーは、かのマリア・マルダー。<Wheels Of Fortune>のツイン・ドラムの一角は、リトル・フィートのリッチー・ヘイワードが客演している。