america_history AMERICA『HISTORY』 


今日は、毎週火曜日のご案内になったTS-ONEのカナザ出演レギュラー・プログラム『PREMIUM ONE』の更新情報。4月からスマホ・アプリの聴視エリアが全国に広がり、windows 8.1搭載のPCでもお聴き戴けるようになりました。今週はフリー・テーマながら、ちょっぴり5月の幕開けを意識したセレクトで。

【 5月1日〜5月7日まで放送分のPLAY LIST 】
M1 : CAFE AMOUR / Spyro Gyra  【選曲 : 金澤】
M2 : Great Big Love / Bruce Cockburn  【選曲 : 竹内】
M3 : いねむり / ケン田村 【選曲 : 金澤】
M4 : Don’t Stop Me Now / TOTO feat. Miles Davis  【選曲 : 竹内】
◉レコメンド・コーナー『REVIVE ONE』!
1枚のアナログレコードにスポットを当ててレコメンダーの愛聴盤をご紹介するコーナー!
《金澤寿和の愛聴盤》 AMERICA『HISTORY(アメリカの歴史)』1975年
M5 : Tin Man(魔法のロボット)/ アメリカ  
M6 : Sister Golden Hair(金色の髪の少女)/ アメリカ  
《竹内孝幸の愛聴盤》 忌野清志郎『夢助』2006年
M7 : 誇り高く生きよう / 忌野清志郎    
M8 : 激しい雨 / 忌野清志郎  

カナザワ選曲分を紹介すると、まずチョイスの意図は大型連休対応よろしく、ホリデイ気分を煽る楽曲を集めた。1曲目はフュージョン系人気グループのスパイロ・ジャイラ。ジェイ・ベッケンスタイン(sax)の清々しいサックスを武器に、TVやラジオでBGMとして重宝された<Morning Dance>や<Catching The Sun>などで知られる。その彼らが80年に発表した4作目『CARNAVAL(カルナヴァル)』から、彼らのシグネイチャー・スタイルを継承した楽曲をお届け。この曲にはウィル・リー(b)やロブ・マウンジー(syn)が参加。フルートは意外にもマイケル・ブレッカーのプレイだ。

カナザワ2曲目のご紹介は、“ウエストコーストからすごい男がやってきた”というコピーで81年にデビューした、福岡生まれカリフォルニア育ちの日系3世シンガー・ソングライター、ケン田村。いきなりのL.A.録音盤で、スティーヴ・ミラー・バンドのケニー・ルイス(b)、名セッション・ドラマー:マイク・ベアード、ジェントル・ソウツのスティーヴ・フォアマン(perc)らが参加している。ジェームス・テイラーやジャクソン・ブラウンを愛するケンらしく、このメロウなシエスタ・チューンもジム・メッシーナのAORソングから意匠を拝借。彼の1stアルバム『LIGHT ACE』からのピックアップだ。

『REVIVE ONE』のコーナーでは、カラリ乾いた風にフィットしそうなアコースティック・サウンドとハーモニーをお届けしようと、英国で結成された米国人グループ:アメリカのアルバムを手に取った。72年のデビュー曲にして全米No.1ヒット<名前のない馬(A Horse With No Name)>を筆頭に、多くの名曲を世に送り出したアメリカなので、そのあたりの人気曲は各アルバムに散りじりに入っている。そこで今回は、75年に編まれた初期ヒット曲を網羅したベスト盤『HISTORY』を持ってきた。先にお聴きいただくのは、4作目『HOLIDAY(ホリデイ)』からのヒットで、74年に全米4位を記録した<Tin Man>。そしてもう1曲が、75年の5作目『HEARTS(ハーツ)』所収のNo.ヒット<Sister Golden Hair(金色の髪の少女)>。歌っているのは青少年のような歌声を持つジェリー・ベックリーだ。