yuko_kennedy

いまチームを組んでサポートしている今井優子の、約7ヶ月ぶりとなるフルバンド・ライヴ@Kenndy House Ginza。4月にアコースティック・ライヴをやったばかりなので、満員御礼!とはいかなかったものの、それでも地方から駆けつけてくれた熱心なファンが多数詰めかけ、結構な入りとなった。自分は立場上、早くに会場入りし、頭からリハーサルを見ていたが、極めてスムーズで、音出しできる時間をかなり余してのリハーサル終了となった。

4月がアコースティック・ライヴだったこと、そして強力なメンバーが揃ったことが重なり、今回のセット・リストはノリの良いグルーヴ・チューン中心の構成。最初に今井優子自身が歌いたい曲を選び、それから彼女の希望を聞きながら、不肖カナザワが曲順を決めていった。そしてリハーサルでも実際に演奏して流れを確認、 “良い流れ” になるはずだったが…。

でも、やっぱりライヴは水モノ。リハーサルが順調でも、本番は蓋を開けるまでどうなるか分からない。 SNSなどを見ると、優子ファンには総じて好評だったようでホッとしているが、内輪の目では、1stステージ前半のサウンド・バランスなど、とてもじゃないが納得できるレヴェルではなかった。「えッ、何が起きたの?」 ステージ上の優子及びメンバーたちの狼狽ぶりが、自分には手に取るように分かったほどである。MCでも曲順を間違えたり、メンバー紹介を忘れるドタバタぶりだったけれど、そこはまぁ、ご愛嬌ということで… それでもそんなトラブルにもひるまず、歌声には充分なノビがあって、ピッチも狂わず。ホント、この歌唱力、安定感には恐れ入るな。

演奏も、角松敏生プロデュース『DO AWAY』からの<By the side of love>あたりから徐々に落ち着いてきた感じ。さすが実力者揃いで、ペースさえたぐり寄せれば何の問題もない。

裏で調整が続いたintermissonを挟んでの2nd Stageは、吉田美奈子の人気カヴァー<愛は彼方>(これも角松プロデュース)でスタート。これは難曲だけに少々様子見の感じがあったけれど、まずは無難な再開と言って良いだろう。ミニ・マラカスを振りながらのボッサ<Favorite Place>は、程よいアクセントに。逆に圧巻だったのは、このあとの<Trust Your Heart>〜メンバー紹介を挟んでの< I Wish...>、そして新録カヴァー<真夜中のドア>の3連発だ。お察しの通り、これは本編最後の盛り上げを考えての並び。でも各メンバーが揃って「ここで挽回!」とばかりに大熱演を繰り広げ、かなりの名演となった。とりわけスゴかったのが、優子ライヴ初参加となるサックスのユッコ・ミラー。ピンクい髪と きゅるぴか〜なルックスとは裏腹に、かのエリック・マリエンサルに指導を仰ぐほどの本格派コンテンポラリー・ジャズの新星サックス吹きだ。ただ演奏スキルは申し分ないが、歌モノ・セッションの経験が少なく、そこだけが懸念材料だった。でも優子 vs ユッコの爆裂ユニゾン、そしてノリノリのアドリヴ・ソロと魅力全開で、集まったオッサン・ファンたちを魅了したのは間違いない。グルーヴィーなベース吉池さん、角松バンド出身でもある石川氏のタイトなドラム、そしてムード・メイカー的な存在である伊藤浩紀氏のギターも、グイグイと熱く迫ってきた。

アンコールはもはや何事もなかったかの如く、軽やかに<きれいになりたい>を決め、ライヴ終了。次は10月26日(木)に 、我らが sparkling☆cherry との共演が予定されているが、その前に今井優子には曲作り、そしてレコーディングという大仕事が待っている。何とぞ、クラウド・ファンディングにもご協力いただけますよう。

 《Set List》
1. Stop On The Way
2. 恋しくて
3. Unnatural Love
4. By the side of love
5. HOTEL TWILIGHT
6. ボクが傍にいるから
- intermission -
7. 愛は彼方
8. Favorite Place
9. Trust Your Heart
10 . I Wish...
11. 真夜中のドア
12. 星空の偶然
Encour: きれいになりたい

- Member -
今井優子 (vo)
石川雅春 (dr)
吉池千秋 (b)
伊藤浩紀 (g)
吉野ユウヤ (pf)
ユッコ・ミラー (Sax)