no end summer 017
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No End Summer 2017@逗子Surfers初日。ちょっと心配された天気も快晴となり、逆に暑すぎるほど 現場にいるだけで、もう汗ダラダラ…の世界。しかも個人的には、家を出た途端にキャスターつきレコードバッグが破損し、急遽トートバッグ2つに詰め替えての出発となって、最後までこの大荷物に振り回される結果に …。ま、小さなトラブルは続出でしたが、出演者およびお集り戴いたお客様にご迷惑をお掛けするようなことはなかったと思うので、そこは良かったかな、と。なおカナザワは、DJとアーティストの呼び込みMCを担当させて戴きました。

スターターは いま注目のヒップホップ系トラックメイカー、ラッパー、シンガーのG.RINA。キャリアはそこそこ長いが、ブランクなどあり、最近になって活動再開。80'sの流儀を取り入れた独特のスタイルで人気を集めつつある。この日のステージも鍵盤奏者を従え、最新アルバム『LIVE & LEARN』からのナンバーを中心にシンセ・ファンク的サウンドを構築。湘南に住んでいたことから書いた<Kamakura>なんて曲が飛び出すなど、ヒップホップらしからぬ叙情性も披露した。ラストは人気ブギー・チューン<音に抱かれて>で、エルダー・リスナーの興味をソソるエピローグ。

2番手の登場は国分友里恵。しかもメンバーは、岩本正樹(kyd)、富倉安生(b)、宮崎まさひろ(ds)、古川望(g)、斎藤昇(sax)、田中充(tr)、高尾直樹/岩崎元是/比山貴咏史(cho)というフル・バンド体制でビックリ。4年前に『RELIEF 72 HOURS』が再発された時から数えて3回ほど、このメンバーによるライヴが目黒Blues Alley Japanで行われてきた。けれど、今年はこのNo End Summerが唯一のフル・バンド・ライヴ。こちらが『RELIEF...』あたりのレパートリーを中心に、とお願いしたことも関係するのだろうけど、このシチュエーションに敢えてフル編成で臨むあたりに、友里恵さんの音へのコダワリが見て取れる。そもそも、この豪華メンバーのスケジュールがピタリ揃ったことが奇跡的…。もちろんパフォーマンスもバッチリで、『RELIEF...』からの<恋の横顔>、<スノッブな夜へ>、2nd『STEPS』からの<In Your Eyes>、『SILENT MOON』からは<One More Chance>、<Saturday Love>、ハチロクの名バラード<I Love You>などを披露。ハイライトは『SILENT MOON』で羽場仁志とデュエットした、というよりは、やはり角松敏生とのデュエットで知られる<It's Hard To Say Good-Bye>だ。しかも今回は、コーラス隊の比山貴咏史(ラム〜ジム・ロック・シンガーズ)、岩崎元是(ナイアガラ系ソロあり)が角松パートを分け合う3つ巴状態。ちょうど彼女のセット中に、対岸から花火が上がる偶然もあって、大いに盛り上がったステージになった。ラストはアゲアゲの<とばして TAXI MAN>でノリノリの大団円となった。

そして初日トリはEPO。早くからアコースティック・セットになると聞いていたが、なんと直前になって清水信之とのデュオで演ると知ってビックリ。何せノブさんはEPO全盛期のサウンド・プロデューサーで、村上ポンタ秀一、村松邦男、富倉安生から成るツアー・バンドを仕切っていた人。言わば EPOの音楽キャリアに於ける最重要人物の一人である。つまり、デュオを組むのにこれ以上の適任者はいないのだ。“30年ぶりの共演” という前情報とは違って、時々一緒に演ることはあったそうだが、デュオで人前に出るのは初めてだそう。この日も隣町の葉山にあるEPOの別宅(現在は沖縄在住)で2人だけのリハーサルを重ね、ゆったり会場入りした。ノブさんはレパートリーを全部暗記していて、譜面ナシと言うのもビックリ。あとで話を聞いたら、あのころの曲はデモ段階から面倒を見てたから、ホントに身体に染み付いてて指が勝手に動く、とのこと。イヤイヤ、貴方は天才ですって

そして、いきなり<Down Town>からスタートしたステージは、RCA〜midiという初期〜中期の馴染み深い曲ばかり。その後も<朝のドライブ>、<身代わりのバディー>、<私について>、<うわさになりたい>、<土曜日はパラダイス>、<音楽のような風>、最新作の<愛を>等など。セラピストとしても活動している今は、癒し効果の高いオーガニックな音楽をメインにしている彼女だけれど、「昔の曲は歌いません」と頑なになるのではなく、どちらも自然体で楽しんで音楽している姿がとてもステキだ。そしてラストに<う、ふ、ふ、ふ>で大合唱。一旦ステージを降りた2人だったが、アンコールの拍手鳴りやまず、<Down Town>を再度。カナザワ自身、EPOのライヴは相当久しぶりだったけれど、ピアノ一本のバッキングとはいえ、歌うことの楽しさを身体全体で表現していて、その喜びがダイレクトに伝わってくるEPOらしいショウだった。

彼女自身の話によれば、実は佐橋(佳幸)さんも誘ったが、達郎さんのスケジュールが入っていてジョイントできなかったとか。ご存知のようにこの3人、都立松原高校の先輩後輩という間柄。そしてその隣にあるのが我が母校:日大文理学部。つまり彼ら3人とカナザワ、そして角松は、ほぼ同時期に下高井戸商店街を闊歩していたことになる。終演後ノブさんとは、「商店街にCANOPUSありましたよね。まだ楽器屋だった頃の…(今はドラム・メーカーとして有名)」と下高井戸話で盛り上がったりして。あ、でも自分のDJの時にノブさんのソロ・デビュー作『CORNER TOP』から<こぬか雨>をかけたら、「聴いてましたよ! 出て行って止めてやろうかと思った」なんて…

初日ゆえ小さなトラブルはあったものの、大勢としては、まぁ、良かったかな。「暑いアツイ」とボヤきながらも、オーディエンス、そして出演者の皆さんに楽しんでいただけたのが何より。さぁ、2日目はどうなることやら…

写真などは facebook の方に多数アップしていますので要チェキ