bill labounty_rain
お盆だというのに このところスッカリ雨続きで、まるで秋のような肌寒さ。基本的に暑いのはキライじゃない(遊びに限る。暑い中で仕事をするのは大っ嫌い)ので、このまま夏が終わってしまうのは悲しいなぁ…、と思っていたら、来週は再び暑くなるとか…。でもその頃は、結構仕事全開なのよねぇ… 先週イベント『No End Summer』が終わって余裕こいてたら、ちょっと大きな仕事が入ってきたのでスケジュールを整理したところ、8月後半はかなり巻きを入れないとマズイことが判明。チョイとアセっている今日この頃なのだ…

そんな中、雨の日にふさわしく、【AOR CITY 2017】前期48作からビル・ラバウンティのコレを。たまには王道、良い感じでしょ?

本作『RAIN IN MY LIFE』(79年)は、ビルとっては3枚目のソロ作。Curb/ Warner Bros.では、『THIS NIGHT WON'T LAST FOREVER(涙は今夜だけ)』に続く2枚目に当たる。良くも悪くも、真っ黄色のレインコートに身を包んだビルが瞼に焼き付くが、実はこのジャケットに曰くあり。何でもアルバム用のフォト・セッションを行なったスタジオが火災に見舞われ、オリジナルのカヴァー・アートを焼失。撮り直す時間がない中、ビルの思い付きでこのジャケ写を撮影したらしい。簡単に撮れなかったらしいオリジナリュのジャケって、どんなだったのかしらね?

でもアルバムの内容は、トラブルに負けぬ充実度。『THIS NIGHT...』と代表作『BILL LaBOUNTY』に挟まれてしまって若干影が薄いけれど、クオリティは決して劣っていない。とりわけ、少し前に亡くなったマイケル・ジョンソンとの蜜月が刻まれたアルバムで、<Dancin' Tonight>と<I'm Hurtin'>を2人で共作。前者と同様、マイケルの前年作『THE MICHEAL JOHNSON ALBUM』に提供したビルとロイ・フリーランドの共作曲<Sailing Without A Sail>を、<Trail To Your Heart>のタイトルで歌っている。それに続いたのがマイケルによるカヴァー<This Night...>(全米19位)。その時マイケルが同時に取り上げたのが、本作所収のビルとロイ作<Drops Of Water>だった。つまり本作の全10曲中4曲が、故マイケル・ジョンソンとの因縁深い楽曲、というワケだ。

そしてもうひとつ注目したいのが、ビルとランディ・グッドラムの邂逅が刻まれたこと。ランディ提供による<Clap Me In Irons>がそれである。当時のランディはナッシュヴィル在住で、主にポップ・カントリーの仕事をしていた時期。だが紹介を受けてL.A.にいたビルのホテルを訪れ、部屋でこの曲を弾き語り。それを聴いたビルは、その場で即座に “次のアルバムに入れたい” と宣言したらしい。この時2人を引き合わせたのも、実はマイケルだった。

当時のビルのワーキング・バンドでレコーディングに臨んだため、他のアルバムと違って著名ミュージシャンの参加はない。それでもエリック・クラプトンのバンドにいたマーシー・レヴィ(のちのマーセラ・デトロイト)が、コーラス/デュエットで参加。アチコチで印象的なヴォーカルを披露している。

妙に涼しい夏、ふと雨の夜に…。