tristan live_j
ブロク停滞中の1ヶ月半、行きたかったライヴもかなりの本数 涙を飲んだが、コレは絶対に観るべし!と思って足を運んだのが、初来日となったオランダのジャズ・ファンク系グループ:トリスタン。東京は代官山LOOPだったので、こりゃ立ち見だわい!と敢えて 9/14 のモーション・ブルー・ヨコハマ公演を選択。実はLOOPも椅子席だったそうで少々驚いたが、機材トラブルがあったらしく、結果ヨコハマで正解かと。

…にしても、よくもまぁ、コレだけビシビシとアンサンブルがキマるわぁ〜。例えば、ジノ・ヴァネリのバンドがジャズ・ファンクを演り始めたような、そんな小気味良さ。やたらと手数の多いドラムを頭に、とにかく忙しなくリズムを刻む。でもそれが不思議とせせこましくなくて、グルーヴは大らかに感じるから不思議。サウンドに包容力があるというか、シンガーのイヴリンが醸し出す雰囲気がそうさせるのか。

とにかくバックのオケは変態的な難易度で、メロディも口ずさめるほど覚えやすくない。それこそ、到底ヒットなど望めそうもないスタイルだ。なのに、楽器を演る人や耳の肥えた音楽ファンを惹きつけて離さないサムシングがある。ただスキルのゴリ押しでコケ脅し的に迫るのではなく、ちゃんとリスナーの方を向いている。自ずと聴き手を選ぶようなところはあるけれど、決してマスターベーションではないんだな。猛烈なスピード感と押しの強さ、それをシンガーが中和しつつ朗らかに歌う。是非次回はホーン隊やコーラスも連れて来て、フル・ラインナップでのライヴを観たい。

今回はプロモーション的意味合いもあってのジャパン・ツアーだったようだけれど、こうしたタイプの地味な超実力派中堅バンドがシッカリ来日してくれたことが重要。Light Mellow Searchesでプッシュしているスロヴァキアのユージン・ボトスも、コレに続いて欲しいものよ。