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当ブログではお馴染み、次世代シティ・ポップス/J-AORユニットのブルー・ペパーズが、超待望の初ワンマン・ライヴ@ヤマハ銀座スタジオ を敢行。彼らのCDデビューのキッカケを作ったカナザワは、当然のこと、少し早出してリハーサルから潜入した。彼らはこの予行演習的に、レーベルメイトである中沢ノブヨシ『TOKYO SERENADE Special 3days』東京公演にオープニング・アクトとして出演(9/16)。結成以来の初ライヴとして5曲を披露し、準備万端、この日のステージに臨んだのである。

メンバーは、福田直木(vo)、井上薫(kyd,cho)、準レギュラー的存在の佐々木詩織(vo,cho)以下、川内啓史(b)、伊吹文裕(ds)、外園一馬/高木大輔(g)という若き手練れたち。半月前とはギター陣が異なるが、全員が間もなく完成の初フル・アルバムに参加している面々なので、このラインナップが ブルー・ペパーズのプライオティ・メンバーと思ってイイだろう。

楽屋ではみんなリラックス・ムード。井上は20歳前半にして、既に某人気アイドルのツアー・バンドでバン・マスを務めるほど、編曲/鍵盤奏者として将来を嘱望されているので、自分のユニットの初ワンマンでも気負った姿はなく、リハでも的確な采配を振るっていた。対してプログラムと曲作りに才を見せる福田は、オジサン顔負けのAORマニアぶりを発揮しtwitterで暗躍中。プロでのライヴ経験はないに等しく、前回はガチガチだったが、今回は表情も柔らかく笑顔を見せていた。

このヤマハのホールは、通常はシッティングで100シート越えぐらいのキャパだが、今回はやはり期待が高かったのかチケットは売れ行き上々。関係者やメディア、ミュージシャン仲間の反応も良く、結局オール・スタンディングになった。昨今のシティ・ポップス系ニュー・カマーとしては、最もアダルトでハイブリッドな音楽性ゆえ、ファン層も20代〜50代と幅広い。そんな中、急遽ゲスト参加が決まった 星野みちるチャンのファンもチラホラ。開演前にホール内を覗いたら、メディアの方とかfacebookのフレンズ、メンバーの親御さんまで、顔見知り多くて驚きました

さて、肝心のライヴは、いきなりの新曲でノリの良い<八月の影法師>でスタート。下のセトリでは、まだ仮題の<海>になっているので、この日のために急ぎ正式タイトルを決めた感ありあり リハとは違って同期のシンセがほとんど聴こえなかったのが残念で、ちょっと腕組みしてしまったが、モニターには音が返っていたかメンバーには特に動揺もないようで、まぁ無難な滑り出し。ヴォーカルの福田も、まだ喉が開いてない感はあったが、イヤー・モニターで音が取りやすいことも相まって、すぐにペースを掴んだようだ。

今回のライヴのメインである<ずっと>(vo:佐々木詩織)と<秋風のリグレット>を気持ち良さげに披露した後は、ゲストの星野みちるチャン登場。ステージがパッと華やぐ。<気がつけばLooking For Your Love>は、みちるチャンの最新アルバム『黄道十二宮』に提供したコラボ楽曲。続いてはブルー・ペパーズが南波志帆に楽曲提供した<コバルトブルー>を、みちるチャンのヴォーカルで。提供時は別のアレンジャーがいて曲を書くだけだったので、現在制作中の初フル・アルバムでセルフ・カヴァー。そのヴォーカルをみちるチャンが取っているのだ。

そして、Lampの榊原香保里が詞を書いたというブラジリアン・テイストの新曲<さみだれダイアリー>と、ブルー・ペパーズの名を世に広めたアッパー・チューン<六月の夢>(vo:佐々木詩織)で本編終了。アンコールでは男性陣がトレードマークの入ったTシャツに着替え、再びみちるチャンを呼び込んでの<その風のKISS>。これはブルー・ペパーズが女性アイドル・グループ:エレクトリック・リボンに提供したもので、ココではみちる・詩織の紅2点がフリを交えてキュートに。普通にアイドルの みちるチャンは当然だけど、詩織ちゃんのアイドルぶりもなかなか板についておりました

そしてホントにラストの<汗は甘い口づけ>で、オーディエンス交えてのラテン〜カーニヴァル的大団円。このエンディングはハマったね

とにかく、サポート演奏陣が若き実力派ばかりなので、初ワンマンとはいえ安定感は抜群。個々にはミスや反省点があったようだけれど、オーディエンスにはまったく伝わらないレヴェルだし、リズム隊のグルーヴ、ギター2人のソロも滑らかに響いた。逆に今後の課題として浮き上がったのがステージング。元々ライヴは想定してなかったユニットとはいえ、MCはもう少し練っておいた方が良いかもしれない。11月にフル・アルバムが出れば、きっと来年あたり、またライヴを組むことになるだろうから。

とにかくココから大きく羽ばたけよ、次世代の担い手たち!

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pg
※9/16撮影/ blue Peppers + 佐々木詩織ちゃんと