約8ヶ月ぶりに観るジャンクのライヴは、村上ポンタ秀一率いるファンタジスタと組むのではなく、若手バンドとツルんで、縁の深いアーティスト数組をゲストに招いてのスペシャル・ライヴ。おそらく、ジャンク自身がホスト役になってのイベントちっくなステージは、今回が初めてじゃないかな? しかもゲストのひとりは、カナザワがCD解説を寄せている元キマグレンのISEKI。オマケに大物シークレット・ゲストもアリ、ということで、何はともあれ駆けつけた。
この若いバンドでのライヴはまだ2度目とのことで、しかも今回はゲスト楽曲やカヴァー曲がテンコ盛り。そうなると、少しユル〜いセッションになっても致し方ないところだが、今夜はジャンクもバンド・メンバーも気合が違う。ベテラン勢の円熟度とは違った小気味良さ、若干荒くとも突き抜けてしまうその勢いは、ノッケのジャンクの3曲、オープニングの新曲<僕だけのSUNSHINE>、そして定番<秘密>と<束縛>で、早くもエナジー全開モードに入った。
最初に登場したゲストは、女性シンガーのJILLE (オフィシャルサイト)。彼女のライヴを見るのは初めてだったが、MCの清楚感とパラフルな歌いっぷりのギャップに仰天。ジャンクの<1・2・2>はいろんなシンガーとのデュエットを見てきたが、今日のは間違いなくトップ・クラスの出来だろう。
入れ替わりでの登場は、何と早くもシークレット・ゲストの根本要さん しかもジャンクの紹介MCが終わらぬうちにステージに出てきてしまう爆笑スタイルのオレ様流。要さんはジャンクをインディ時代から応援してくれてた恩人でもあり、歌えばヴォーカルで、喋れば巧みなMCで、オーディエンスをシッカリ掴んでいた。落語好きのジャンクも喋りは下手じゃないが、要さんの前ではまるで赤子のようである。ちなみに<トライライト・アヴェニュー>はジャンクからのリクエスト。平成生まれのバック・メンバーに囲まれ、嬉々としてギターを操る要さんがとても印象的だった。
そして3人目のゲストが、ようやくソロ活動を本格化させたISEKI。AORテイストのJ−ポップ ・カヴァー・シリーズ3作を隔月リリース中で、その中でジャンクとコラボを行なっている縁だ。「この出番はメチャやりにくい」とボヤきつつ、でもアコギを掻き鳴らしながらの岡村靖幸カヴァーで、シッカリとオーディエンスを湧かした。玉置浩二のカヴァー<メロディー>は、ISEKIのアコギ一本でシットリとデュエット。この日唯一のバラードとして、しなやかに聴かせた。そして<バブル・サマー>は、そのISEKI vs ジャンクのコラボ曲。曲作りからガップリ四つに組み、如何にも彼ららしい、ライヴ映えするナンバーに仕上がっている。これでオーディエンス総立ちになったところで、ジャンクの<あの空の向こうがわ>が炸裂。この夜のイベントは最高潮に達した。
アンコールは、まずはISEKIとの<RIDE ON TIME>。互いに「あの方からの影響の大きさ」をツッコミ合いつつ、直球系のISEKIとふくよか系のジャンクによるハイトーン対決で。そして最後は要さんとJILLEも再び登場し、豪華フルキャストでの<Morning Kiss>。「僭越ながら最後に僕の曲を歌ってもイイですか?」の問いに、「当たり前だろ オマエのライヴなんだから」と要さんが応酬。ヴォーカル・パートを順に回しつつ、オーディエンスも興奮の坩堝に。とりわけ16ビートの軽やかなギター・カッティングを嬉々としてキメる要さんが珍しく、終演後に話しを訊いたら「オレだってこういうの好きなのよ、実は」と幅広い音楽愛を覗かせてくれた。
ジャンクの次回都内ライヴは、11月3日(金)神楽坂 The Glee。ポンタさん、岡沢章さん他が一緒です。
《 Set List 》
1. 僕だけのSUNSHINE(ジャンク フジヤマ)
2. 秘密(ジャンク フジヤマ)
3. 束縛(ジャンク フジヤマ)
4. フライングゲット(JILLE)
5. Catch Me If You Can(JILLE)
6. 1・2・2(ジャンク フジヤマ with JILLE)
7. トライライト・アヴェニュー(根本要 with ジャンク フジヤマ)
8. 今夜だけきっと(根本要 with ジャンク フジヤマ)
9. カルアミルク(ISEKI)
10. HOLD YOU(ISEKI)
11. メロディー(ISEKI with ジャンク フジヤマ)
12. バブル・サマー(ISEKI with ジャンク フジヤマ)
13.あの空の向こうがわ(ジャンク フジヤマ)
-- Encour --
14. RIDE ON TIME(ISEKI with ジャンク フジヤマ)
15. Morning Kiss(all cast)
最初に登場したゲストは、女性シンガーのJILLE (オフィシャルサイト)。彼女のライヴを見るのは初めてだったが、MCの清楚感とパラフルな歌いっぷりのギャップに仰天。ジャンクの<1・2・2>はいろんなシンガーとのデュエットを見てきたが、今日のは間違いなくトップ・クラスの出来だろう。
入れ替わりでの登場は、何と早くもシークレット・ゲストの根本要さん しかもジャンクの紹介MCが終わらぬうちにステージに出てきてしまう爆笑スタイルのオレ様流。要さんはジャンクをインディ時代から応援してくれてた恩人でもあり、歌えばヴォーカルで、喋れば巧みなMCで、オーディエンスをシッカリ掴んでいた。落語好きのジャンクも喋りは下手じゃないが、要さんの前ではまるで赤子のようである。ちなみに<トライライト・アヴェニュー>はジャンクからのリクエスト。平成生まれのバック・メンバーに囲まれ、嬉々としてギターを操る要さんがとても印象的だった。
そして3人目のゲストが、ようやくソロ活動を本格化させたISEKI。AORテイストのJ−ポップ ・カヴァー・シリーズ3作を隔月リリース中で、その中でジャンクとコラボを行なっている縁だ。「この出番はメチャやりにくい」とボヤきつつ、でもアコギを掻き鳴らしながらの岡村靖幸カヴァーで、シッカリとオーディエンスを湧かした。玉置浩二のカヴァー<メロディー>は、ISEKIのアコギ一本でシットリとデュエット。この日唯一のバラードとして、しなやかに聴かせた。そして<バブル・サマー>は、そのISEKI vs ジャンクのコラボ曲。曲作りからガップリ四つに組み、如何にも彼ららしい、ライヴ映えするナンバーに仕上がっている。これでオーディエンス総立ちになったところで、ジャンクの<あの空の向こうがわ>が炸裂。この夜のイベントは最高潮に達した。
アンコールは、まずはISEKIとの<RIDE ON TIME>。互いに「あの方からの影響の大きさ」をツッコミ合いつつ、直球系のISEKIとふくよか系のジャンクによるハイトーン対決で。そして最後は要さんとJILLEも再び登場し、豪華フルキャストでの<Morning Kiss>。「僭越ながら最後に僕の曲を歌ってもイイですか?」の問いに、「当たり前だろ オマエのライヴなんだから」と要さんが応酬。ヴォーカル・パートを順に回しつつ、オーディエンスも興奮の坩堝に。とりわけ16ビートの軽やかなギター・カッティングを嬉々としてキメる要さんが珍しく、終演後に話しを訊いたら「オレだってこういうの好きなのよ、実は」と幅広い音楽愛を覗かせてくれた。
ジャンクの次回都内ライヴは、11月3日(金)神楽坂 The Glee。ポンタさん、岡沢章さん他が一緒です。
《 Set List 》
1. 僕だけのSUNSHINE(ジャンク フジヤマ)
2. 秘密(ジャンク フジヤマ)
3. 束縛(ジャンク フジヤマ)
4. フライングゲット(JILLE)
5. Catch Me If You Can(JILLE)
6. 1・2・2(ジャンク フジヤマ with JILLE)
7. トライライト・アヴェニュー(根本要 with ジャンク フジヤマ)
8. 今夜だけきっと(根本要 with ジャンク フジヤマ)
9. カルアミルク(ISEKI)
10. HOLD YOU(ISEKI)
11. メロディー(ISEKI with ジャンク フジヤマ)
12. バブル・サマー(ISEKI with ジャンク フジヤマ)
13.あの空の向こうがわ(ジャンク フジヤマ)
-- Encour --
14. RIDE ON TIME(ISEKI with ジャンク フジヤマ)
15. Morning Kiss(all cast)