kadomatsu_guitar3
角松敏生『SEA IS A LADY 2017』をフィーチャーしたインスト・ツアー終了後のエキストラ・エディション『Kadomatsu Play The Guitar Vol.3』@Billboard Live Tokyo 2days の初日1st Set を観た。この企画は2010年、13年に次いで4年ぶり3回目。メンバーは角松以下、本田雅人(sax)、森俊之(kyd)、鈴木英俊(g)、山内薫(b)、
山本真央樹(ds)というツアー後半戦の面々である。

それゆえセットリストは、インスト・ツアー濃縮版&一部入れ替え?と予想していたが、どちらかというと前2回の趣味的インスト企画の要素の方が強く、いきなりトム・スコット<Rock Island Rocket>のカヴァーでスタート。インスト・ツアーでも同じトム・スコット<Street Beat>との日替わりメニューでプレイしていたが、今日も同様で2ndはそうなったはず。もっともカナザワ的には、角松がデビュー前から<Rock Island Rocket>をプレイしていたのを聴いているので、思わずニヤリのスタートとなった。3曲目にはBillboard公演のたびにプレイしているオリジナルの軽快フュージョン<Midtown>も。

続いてはアルバムから<Lovin You>、もうそのあとの記憶は定かでないけれど、今はなき六本木Sweet Basilで行われた新曲だけのライヴ(01年3月)で披露されたものの、未だレコーディングされずにいるヴォーカル曲<かくれんぼ>、子供の頃から角松ファンだった最年少メンバー:真央樹クンのリクエストによる『LEGACY OF YOU』からの<流氷>、そして角松自身が愛して止まないラーセン・フェイトン・バンドのカヴァー<The Visitor>などを。MCでは、軽井沢でのTripod公演の時にアウトレットで購入したキンキラのジャケットに合わせるため、待ち時間にミッドタウン内でブランドもののTシャツを買ったところ、プライスのケタを見間違えていたのに気づかず、2枚で25万円支払うハメになったことを面白おかしく話していた「きっとしばらくステージ衣装はコレでしょう…」って、減価償却かッ そして圧巻の<Midsummer Drivin'>、<Sealine>で本編終了。

先週の下北沢GARDEN公演では、レス・ポールのゴールドトップが甘美なトーンで大活躍したが、今回は、よりレス・ポールらしいソリッドな音を奏でるチェリー・レッドのモデルと、いつものムーンの青いストラトがメイン。ゴールドトップの出番は、確か2曲ぐらいじゃなかったかな? 歴代ギタリストの中でもロック・フュージョン色が濃い鈴木秀俊とのコンビは、個人的に一番好みに近いので、こういうハコで2人の絡みや個性の違いを堪能できて嬉しい。そしてアンコールでは、インスト・ツアー好例の長尺<Oshi-Tao-Shirtai>で、各メンバーのソロをフィーチャー。2日目には現在病気静養中の小林信吾(kyd)が飛び入り参加し、ファンに喝采を浴びたそうだ。

ギターを弾き倒すことを目的には今年の角松ライヴも、残すところ年末恒例の中野サンプラザ2公演と神戸公演のみ。こちらも楽しみ〜