lara saint paul

年も押し迫って、嬉しい初CD化盤が到着。イタリアの歌姫 Lara Saint Paul が、77年に米西海岸に赴き、メロウ大王:リオン・ウェアのプロデュース下でレコーディングしたメロウ・ソウルの隠れ名盤が、ようやくの初CD化 イタリア発信の皿ということで、今まではアナログ盤もそれなりに珍しい存在だったから、これはナイスな発掘と言えるだろう。

ヒロインのララは、モデルや俳優などもこなしていたマルチ・タレント。これが6枚目のアルバムだったそうだから、シンガーとしてもイッパシだったことが分かる。具体的なクレジットこそないが、制作初期段階ではクインシー・ジョーンズがこのプロジェクトに関わっていたらしく、その後もいろいろアドヴァイスを与えていたようだ。リオンとララの共作曲を中心に、オリジナルで全8曲。クインシーも「リオンに任せて大丈夫だな」と思い、安心して一歩退いたのかもしれない。

メンバーも、デヴィッド・T・ウォーカー/レイ・パーカーJr.(g)、チャック・レイニー(b)、ジェームズ・ギャドソン/エド・グリーン(ds)、ソニー・バーク(kyd)、ポインター・シスターズ(cho)など超豪華。ノッケから軽い三連シャッフルにデヴィッド・Tのエロいギターが絡みつき、メロウ・ソウル・ファン悶絶の時間が訪れる。ララも歌唱力勝負の人ではないものの、モデル出身にしては見事に歌っていてナイス。上記ミュージシャンたちと同様、数多のモータウン・セッションで活躍してきたデヴィッド・ブロムバーグのストリングス・アレンジも、楽曲に芳醇な潤いを与えている。

リオン・ウェアと聴いておもわず反応してしまうアーバン・メロウなシティ・ソウル好きは、この再発、要チェックよ。