starbuckgerry rafferty
STARBUCK               GERRY RAFFERTY『CITY TO CITY』
  『MOONLIGHT FEELS RIGHT』
先週末から怒涛のライヴ三昧。…とはいえ目的は和モノばかりで、仕事の流れで顔を出すついでに思い切り楽しんじゃおうというモノが多い。今日は、既に10回越えを数える恒例イベント『本気でAOR NIGHT』、今年の初回公演を観に行った。カナザワ的には、このイベントに足を運ぶのは、もう3〜4回目になるかな? 出演メンバーは、増崎孝司(g)、種子田健(b)、小笠原拓海(ds)、中島オバヲ(perc)、友成好宏(kyd)宮崎裕介(kyd)、竹上良成(sax)、三谷泰弘(vo)といういつもの豪華な顔ぶれ。いま、今井優子案件でお世話になっている竹上・増崎両氏に加え、友成さん、小笠原さん、宮崎クン と顔見知りのミュージシャンも多い上、ネタがAORなので、ちょっとホームグラウンド的な居心地の良さを感じていたりする…

最近は1st / 2nd でガラリと曲を入れ替えるため、マニアな方は通しで観るのが基本パターン。自分が出掛けた 2nd Showは、ノッケからボビー・コールドウェル<風のシルエット>、ジョージ・ベンソン<Turn Your Love Around>で畳み掛ける図だった。

また毎回、何曲かは新しいレパートリーをステージに掛けるのが決まり事になっていて、この日は “ AORとしてはチョイ微妙” なスターバック<Moonlight Feels Right>やジェリー・ラファティのヒット<Baker Street>がセットリストに。確かにアーティスト・イメージ的にはニッチなトコロだけど、楽曲的にはどちらも充分にアリかと。特にスターバックは、この曲が入ってるアルバムの後続作が、結構AORっぽいのヨ。カナザワが溺愛する名バラード、スニーカー<More Than Just The Tow Of US>も嬉しかったが、コレも初めてだったのかな?

そもそもAORというのは、相当の演奏スキルとセンスを求められる音楽である。でもこのプロジェクトは日本のトップ・ミュージシャンの集合体なので、リハーサルさえシッカリできれば何ら問題はない。だがそれぞれが多忙な中で集まっているから、どうしたって演奏のハードルは高くなってしまう。けれどそこで燃えるのがミュージシャンの性。そして納得のいくプレイができた時は、みんな柔和な笑みを浮かべるのだ。そうした意味をキチンと理解しているオーディンスが多数集まり、いつも空気を温めている。スティーリー・ダンの<Peg>で、当のジェイ・グレイドンが忘れてしまっているらしいギター・ソロを、増崎さんがほぼ完コピして披露すると、ヤンヤの喝采が湧くワケだ

そのほか、この日のセットリストに上がったのは、シカゴ<Hard To Say I'm Sorry>やクインシー・ジョーンズ<愛のコリーダ>あたり。そして本編ラストは、ラムゼイ・ルイス<Sun Goddes>での、圧巻の長尺ソロ回し。アンコールではホール&オーツ<Private Eyes>、定番となりつつあるジノ・ヴァネリ<I Just Wanna Stop>で、ゴーシャスなエピローグとなった。

コーラス不在を補う同期モノの使用も、以前に比べ、だいぶ熟れてきた気がする。でもココは近いうちに女性コーラスでも入れてみたら、選曲にもずいぶん幅が出せるようになると思うんだけどな…(←余計なお世話