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昼間は缶詰で原稿書き@自宅 から、夕方は都心で所用を済ませ、夜はライヴでウップン晴らし=AOR Night@BACKSTAY 三宿。ブルー・ペパーズや佐々木詩織ちゃんのバンド等などでご縁のある外園一馬クンがオーガーナイズするライヴということで、情報を拾ってチェックしていたら、ブルー・ペパーズ福田から誘われ、それを追うようにヴォーカルの藤原美穂さんからもメールでお招きを受け…。他のメンバーもほとんど顔見知りで、しかもAORカヴァーを演ると言われたら、そりゃー顔を出さずにいられんでしょ。

さて、そのメンバーは、外園一馬(g.vo)、海老原諒(ds)ご両人を言い出しっぺに、西脇辰弥(kyd)、林あぐり(b)、藤原美穂(vo)と、大きく世代を跨いでAOR愛を共有するステキな顔ぶれ。外園クンはいま若手セッション・ギタリストNo.1の売れっ子で、しかもメチャクチャ好青年。あぐりクンも重量感のあるグルーヴを繰り出す注目のプレイヤーだ。西脇さんのライヴを観るのは、相当に久しぶり。

BACKSTAYは、30人も入ればいっぱいになってしまう小振りのハコ。でも状態の良いフェンダー・ローズやヤマハCP-80があったり、オーディオもマッキントッシュの真空管アンプがあったりして、音へのこだわりを強く感じさせる。この企画ライヴは既に5回を数えるそうだが、実は去年は一度も演ってないらしく…。なのでカナザワも、この日が初参戦となる。

ライヴはまず外園クンのリード・ヴォーカル&アコースティック・ギターをフィーチャーして、ビッシュのポップ・チューンを軽快に。続いて美穂さんがコーラスに入り、ネッドの名曲を。ハッキリ言って、ちょっとヨレ気味のネッド本人より全然イイぢゃん ギターがイイのは当たり前としても、外園クンがこれほど歌えるとは思わなんだ。続いて美穂さんリードで、<You Belong to Me>を麗しのカーリー・サイモン・ヴァージョンで。イーグルスからティモシー・シュミットが歌う<I Can't Tell You Why>を選ぶあたりも、メンバーたちのAOR愛が窺える。最近ワケあって耳タコ状態のシーウインド、そして圧巻のスティーリー・ダン<Josie>へ。外園クンのギター・ソロ、西脇さんのピアノ・ソロ、どちらも際限なくイッちゃった感じで、そりゃーもう凄まじかった これぞライヴの醍醐味 そういえば、西脇さんのハーモニカが聴けたのも嬉しかったな。実は2枚ある彼のソロ作ではハーモニカをメイン楽器にしていて、以前かなり愛聴していた。しかも今はなきaosis recordslからの発売で、カナザワもコンピに使わせてもらったりしていたのだ。

後半は、落武者ビル・ラバウンティからスタート。しかもジャケ話に次いで、原曲で叩いているスティーヴ・ガッドの6連フィルの話で、海老原クン中心に延々盛り上がる。あ〜、みんなマニアだわ ナイトフライトでは、ノッケに<Sparkle>で笑いを取って… <What Cha' Gonna Do For Me>はやっぱり美穂さんのヴォーカルが聴きモノだった。あぁ、それにしてもイチイチ MCが長〜い。でもそれをオーディエンスが喜んで聞いてる様が、如何にもAOR Night だな。

セットリストは以下の通り。
 
1.Save It For A Rainy Day / Stephen Bishop
2.Get It Up For Love / Ned Doheny
3.You Belong to Me / Carly Simon
4.I Can't Tell You Why / Eagles
5.He Loves You / Seawind
6.Josie / Steely Dan
-- intermission --
7.Livin’ It Up / Bill LaBounty
8.Is It You? / Lee Ritenour
9.Baby Come Back / Player
10.If You Want It / Niteflyte
-- Encour --
11.What Cha' Gonna Do For Me / Chaka Khan

ちなみに AOR Night というとカナザワは、ブルース・アレイで定期的に演っている『本気でAOR NIGHT』に何度か足を運んでいるワケだが…。もちろん編成的な違いはあるけれど、興味深いのは、“本気”チームがエルダー世代のセッション・ミュージシャン中心に若手を巻き込む構図なのに対し、こちらは若手がメインで年上ミュージシャンが呼ばれる形。それによって微妙に選曲が異なる。おそらく外園クンのセンスを反映してのコトと思うが、80'sよりもレイト70'sのシンガー・ソングライター系AORというのは、彼の世代の嗜好性を反映している気がした。

個人的には、20年ぶりくらいに古い友人と遭遇し、ちょっとビックリ。いや、なかなか楽しませて戴きました! 次回も是非。

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