chicago_quadio

シティ・ポップ方面の大ヤマを脱稿したら、今度は4月に来日が決まっているCTA(California Transit Authority)の特集記事を執筆開始。当ブログでは、既に先月21日のポストにて速報しているが、ライヴまで、もう早くも1ヶ月ちょっとである。そこでもお知らせしたように、今回はリーダーであるシカゴのオリジナル・ドラマー:ダニー・セラフィンだけでなく、ビル・チャンプリンにドニー・デイカスという、歴代メンバーも同行。ステージに掛けられる楽曲も、ほぼシカゴ時代のナンバーになりそうだ。

来日予定のメンバーも、つい先日、すべて発表された。それによると、ビルに相対するもう一人のシンガーは、トニー・グラントというアフリカン・アメリカンで、比較的最近加入したシンガー。なんだ、アルバムに参加してたラリー・ブラッグス(ex- Tower Of Power)じゃないのか…と思ったが、どうもこの名前には見覚えがある。そこで知らべてみたら、R&B系ヴォーカル・グループ:AZ YETのリードを張ってたヒト。そう、ピーター・セテラをゲストに迎えて<Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)>をカヴァーし、全米トップ10に送り込んだ、あのAZ YETの一員だったのだ。だから彼もまた、シカゴに縁深いCTA構成員、というコトになる。

情報によるとCTAは、今年1月、やはりシカゴに近い再編バッキンガムスとジョイント・ライヴを行ない、<25 Or 6 To 4(長い夜)>や<Saturday in The Park>」はもちろん、<I’m a Man>、<Questions 67 & 68>、<Beginnings>、<Does Anyone Know What Time It Is>など、シカゴ初期のレパートリーをふんだんに披露したとか。更にビル・チャンプリンをフィーチャーし、全米No.1の<Look Away>を筆頭に<Hard Habit To Break>や<You're the Inspiration>といったバラード群、そして元来シカゴの持ち曲ではない<Turn Your Love>までサーヴィスしたという。

またシカゴ本体も、4月下旬に未発表ライヴ音源/映像を収めたボックス・セット『VI DECADES LIVE (THIS IS WHAT WE DO)』を発表予定。69年デビュー直後のライヴ音源から、70年代の映像、そしてドニーやビル在籍時のものまで、50余年に渡るシカゴの歩みが楽しめる(詳細はワーナーミュージックジャパンのサイトへ)。既にそこから、69年8月のパリ公演「25 Or 6 To 4(長い夜)」の音源が公開されているので、これは要チェックだ(こちらから)

…というワケで、まずはコチラも blu-ray audioで発売されている初期9作品のQuadrpphonic Mixを収めたボックス・セットをBGMにして、原稿執筆中。これはソニーが70年代に発売していた4ch Quad Mix盤をマスターにしたもので、当然ながら音の分離が良く、それぞれの楽器がよく聴こえてくるシロモノ。今回は “ながら聴き” なので、ガッツリとした音との対峙はできないけれど、大所帯ゆえ鳴っている楽器の数が多いのがシカゴの特長でもあるので、流し聴きでも すぐにその魅力が伝わる。しかも輸入盤のクセに紙ジャケのクオリティが高く、ブックレットやポスターまでシッカリ甦っていて。自宅にサラウンドのオーディオ・システムがあるシカゴ・ファンは、『VI DECADES LIVE』に前にチェキしてほしいボックスよ。