mimi_kabuki

City Pop Connection Vol.2 feat. 小林 mimi 泉美@新宿カブキラウンジ。無事、終了いたしました。お出で下さったお客様、どうもありがとうございました。mimiさん御一行はもちろん、シークレット・ゲストの一十三十一ちゃん、DJゲストの流線形クニモンド瀧口氏、そして首謀者:池上クン、みんなご苦労様でした。店内に入り切らなくなるほどの予約が殺到した割に、蓋を開けたら無断キャンセル続出で残念な面もあったけど、内容的には概ね成功したのではないかな?

今はロンドン在住で、日本でのパフォーマンスは30数年ぶりという mimi さん。最初の登場は、何とカナザワとのトーク・セッション。15分程度しか持ち時間がなかったので、ざっとキャリアを俯瞰しつつ、ASOCAというバンドでヤマハのコンテスト;イーストウエスト第1回大会に出場し、カシオペアを破ってグランプリを獲った話とか、そこからフライング・ミミ・バンドとしてデビューし、高中バンドやパラシュート、ザ・スクエアに参加したり、スタジオ・ワークをこなしながらソロ・デビューという流れを、大急ぎで振り返ってもらった。話の概要は事前に池上君が取材していて、BARKSの特集記事で読むことができるので、まずはご参照あれ。でもそこに出てこない話もチラリとあって、特にナラダ・マイケル・ウォルデンがkydを探していて、バンドに誘われたというのは初耳。それにしても、ASOCAでグランプリを獲得しただけでなく、mimiさん、ドラムの渡嘉敷祐一、ベースの渡辺モリオの3人が各パートの最優秀プレイヤーに選出というのもスゴイ話。演奏陣で最優秀賞を取れなかったのはギターの土方隆行だけだったが、そのライバルが野呂一生では仕方ないかも… ちなみにフライング・ミミ・バンドに参加する清水靖晃は、ASOCAのメンバーではなかったという(今までのライナー修正しなくては…)。ASOCAはシンガーや土方の持ち味からドゥービー・ブラザーズやジェフ・ベック風のロック・バンドで、オリジナルの多くはmimiが書いていたそうだ。

トーク・ショーのあとは、そのままミニ・ライヴへ。ベース&カホンでmimiさんをサポートするのは、愛息にしてミュージシャンのKen君とその仲間。カナザワが動くmimiさんを目の当たりにしたのは、80年代初頭の高中ライヴ以来。でも何だか、変わってない感、バリバリで… 歌ったり演奏したのは、当時のシティポップ系ばかりではなく、ちょっとワールド・ミュージックに寄った楽曲なども。ソロ2作目『NUTS, NUTS, NUTS』(82年)に収録の<Coffee Rumba>をナマで演ってくれたのは、嬉しかったな。

クニモンド氏のDJタイムを挟んでは、シークレット・ゲストの一十三十一ちゃん登場。そして mimiさんとのコラボで、『うる星やつら』のサントラ曲を十一ちゃんヴォーカル、mimiさん on kydで2曲。特に<ラムのラヴソング>では、サントラ同様、mimiさんご本人の「うっふーん」が聴けて、ファン悶絶。サントラで歌っていたのはmimiさんではなく、別の女性シンガーだったが、今回はそれを十一ちゃんが歌った。でも彼女のキュートな歌声が楽曲にジャスト・ヒット。mimiさんとのキャラのマッチングも素晴らしく、アッと驚く初コラボになった。いやぁ、イイもん見せて戴きました。

そしてイベントのシメは、不詳カナザワのDJタイム。mimiさんが鍵盤を弾いている高中<Finger Dancin' >を皮切りに、mimiさんの楽曲・参加曲を交えつつ、ややラテン寄りの楽曲を多く配した。個人的なハイライトは、サンプル盤だけでお蔵入りした池田典代<ガラスの虹>。彼女のアルバムは一度サンプル盤盤ができたあとに、急遽雑誌の歌詞公募曲を収録することになり、追加レコーディング〜楽曲入れ替え〜全曲リミックスを経てデビュー・アルバム『DREAM IN THE STREET』として発売されている。そこで外されてしまったのが、mimiさん作編曲の<ガラスの虹 >だった。このアルバムは近年、山下達郎参加のレアネタとしてアナログ再発や7インチ復刻された人気盤だったので、このエピソードを知っている人ならかなりの貴重な機会として喜ばれるはずと睨んでいたが、これが見事空振り… その変わりにブースに飛んできてくれたのが、mimiさん本人。
「コレってノンちゃん? もしかして、私の曲だよネ
さすがご自分が書いた楽曲。それまでスッカリ忘れてたそうだけど、40年近く経っても耳が覚えてらっしゃった ちなみにギターは高中(ノー・クレジット)。お蔵入りしたトラックは、83年になって、少しテープ・スピードを上げたうえで楽器がダビングされ、アイドル佐久間レイのデビュー曲<はみだし天使>に生まれ変わっている(歌詞は同じ。更に『うる星やつら』サントラにも)。

プレイリストは以下の通り(順不同)

Finger Dancin' / 高中正義
Carnival / 小林泉美 & Flying Mimi Band
The 4th Dimension Butterfly / 小林泉美
Dream In The Street / 池田典代
ガラスの虹 / 池田典代(未発表曲)
Casanova Fan / 松岡直也 & WESING
そして電話のベルは / 桑名晴子
Communicaton(ワン・ノート・サンバ)/ 二名敦子
太陽のひとりごと / 尾崎亜美
黄昏色に心をそめて / 吉田正美と茶坊主
E-Day Project / 渡辺香津美
こぬか雨 / 高崎昌子
恋の流星 / 佐藤奈々子
Crystal Memories / 高中正義

…というワケで、当時のイメージのまま、ほとんど何も変わってなかった mimiさん。最近は結構な頻度で帰国されてるそうなので、また何かやらかしたいデス。

with mimi

mimi_toi

mimi evenf_all

※画像は借りモノです