tomi malm

今日は昼前から約10時間超、スタジオに缶詰。Sparkling☆cherry、お陰様でイイ具合に進んでます。ライター風情が制作側に回るなんて…、という声も時折耳に入るけれど、ジャンルを限れば誰より多くの作品に接している職業だから、志向を同じくするシンガー/バンドに対しては、第三者的立場から客観的アドヴァイスやアイディア出しができる。稀にライター/評論家が、築いた人脈を利用して自分のアルバムを作ったりするが、中途半端に終わるのが関の山。ヨーロッパの元同業なんて、ただゲストの名前に頼るばかりで、何枚アルバムを重ねてもロクなモノが出てこない。作品に接近しすぎて冷静なスタンスが守りにくい上、曲作りや演奏面の技術・経験など、プロならではのファクターがたくさん絡むからだ。もちろんトライするのは悪くない。でもやるからには、周囲を納得させる作品を作らねば、ただ己の意識の軽さを露呈するだけに終わる。

…ってなワケで、スタジオへ向かうクルマの中でも、シッカリお仕事。カナザワ監修【Light Mellow Searches】からの6月リリース作、トミ・マルム『WALKIN' ON AIR』のジャパン・エディションを軽〜くチェックしている。

このアルバムはもともと、スペイン発のコダワリAORレーベル:Contante & Sonante からの発信。当ブログでは、輸入盤が届いて間もない昨年10月に、コチラで一度ピックアップしている。そのオリジナル・プレスが完売した時点で(後に追加プレス)、レーベル・トップのガブリエル・ラジャ氏から「日本盤で出せないか?」と打診があり、それが形になった。オリジナル盤から1曲差し替え、更に2曲、日本オンリーのボーナス・トラックが入っている。

前回ポストと重なるが、簡単に紹介すると…。
トミ・マルムはプロデュース/ソングライター/アレンジ/キーボード/ギター/ミックスなどをこなす、フィンランドのマルチ・タレント。AORマニアなら、09年にリリースされたデヴィッド・フォスター・トリビュート『FLY AWAY』の仕切り役として、彼の名を覚えているかもしれない。現地では主にTVや映画などの世界で、作編曲家として活躍してきた。

そのトリビュート作も豪華絢爛なゲストたちに目を奪われたモノだが、今作もシンガーに元シカゴのジェイソン・シェフ、間もなく新作が届くクリフ・マグネス、フォスターの秘蔵っ子だった故ウォーレン・ウィービー、それにジェフ・ペセットなど。バックはヨーロッパのセッション・ミュージシャンをベースにしつつ、要所要所でロビー・ブキャナン(kyd)、ジェームス・ハラー(g)、ニール・ステューベンハウス(b)、ジョン・ロビンソン/サイモン・フィリップス/ヴィニー・カリウタ(ds)、ルイス・コンテ(perc)、エリック・マリエンサル/ブランドン・フィールズ(sax)ら、AOR好き垂涎の顔ぶれキャスティングしている。そしてその出来栄えは、以下の youtube画像を見ての通りだ。

輸入盤を手に入れてない方は、是非この機会に。