alex brown

一説にはプロモ・オンリーと言われるメガ・レアな70年作が、何と奇跡の初CD化。ジャケ写は確かに何処かのサイトで見掛た記憶があるけれど、とにかく現物は見たことがないから、「あぁ、ホントに実在してたのね」ってなトコロ。しかも70年でこの洗練というのが、げに恐ろしい。

アレックス・ブラウンは、ウォーターズなどと同様、L.A.のセッション・シーンで大活躍していた女性シンガー。しばらくの間、名前だけ見て男性シンガーだと思い込んでいたが、実は女性でアレキサンドラが本名だと教えられた。その時、この人には幻のソロ作があるんだ、とも。L.A.のスタジオ・シンガーにはもう一人、ヤヤこしい名前の方がいる。マーティ・マッコール(Marti McCall)という女性シンガーだ。自分はかなり長い間、CCMシンガーのマーティ・マッコール(Marty McCall / ♂)と混同していた。

さて、届いたCDを開けてみれば、参加メンバーにはジョー・サンプル(kyd)、ウィルトン・フェルダー(b)、ポール・ハンフリー(ds)、フレディ・ロビンソン(g)ほか。アレンジ/パーカッションにはモンク・ヒギンズ。舞い立つストリングは、シド・シャープが指揮している。収録曲のほとんどは、アレックスとヒギンズの書き下ろし。<Something>はもちろんビートルズの楽曲。ポールやジョンではなく、ジョージの楽曲を取り上げる辺りに個人的親近感が湧く。

70年といえば、クルセイダーズもちょうど “ジャズ” の看板を下ろし、ただの “クルセイダーズ”で行こうとしていた時期。まさにクロスオーヴァーな音が持て囃されるようになった時代だ。とりわけ冒頭<I`m Not Responsible>のソフィスティケイションに、超悶絶