dazz band

ソニーとユニバーサルの共同企画 DISCO FEVER の復刻リイシュー。当ブログでは今のところ全然フォローできていないが、カナザワ自身は初CD化など中心に、シッカリ買い漁っている。中でも心待ちにしていたのが、このダズ・バンドの81年2nd。キングズマン・ダズ時代を含めると、通算4作目になる。かの大ヒット<Let It Whip>(全米5位/R&B首位)を産み落としたアルバム『KEEP IT ALIVE』は、本作に続くダズ・バンド名義3作目に当たる。

でも、ヒット一発のインパクトでは確かに<Let It Whip>だけど、アルバムとしてトータルにまとまっているのはむしろ、今回世界初CD化となった本作『LET THE MUSIC PLAY』の方かも。何故なら、キャッチーなファンク・チューンやたゆたうメロウ・ミディアム、そしてスロウ系と極めてバランスが良く、それぞれのクオリティが拮抗しているからだ。

当時のメンバーは中核のボビー・ハリス以下、リード・ヴォーカルが後年クール&ザ・ギャングに加入するスキップ・マーティン。プロデュースにはメンバー自身と、次作でも辣腕を振ることになるレジー・アンドリュースが就いている。そもそも Dazz のネーミングがジャズとダンスの掛け合わせなワケで、どファンクより少し垢抜けたジャズ・ファンク好きのカナザワとしては、メイズやコン・ファンク・シャン同様、初期ダズ・バンドが大好物だ。もっとも彼らも80年代半ばになるとエレクトロ・ファンクが濃くなって、この頃のようにしなやかなシティ・ファンクからは距離ができてしまうけれど…。

それだけに、この頃のダズ・バンド復刻は嬉しい。02年にユニバーサルで監修した《シティ・ソウル名盤復刻シリーズ》は、カール・カールトン『BAD MAMA JAMA』やジョニー・ブリストル2nd、デバージ1stなど数枚出しただけで頓挫してしまったが、実はその後続プランには、本作『LET THE MUSIC PLAY』やその前の『INVITATION TO LOVE』もラインナップしていた。まさに15年早い企画だったなぁ…