tatsuro_mirai

ふと気づいたが、去る7月15日は、当ブログを始めて丸14年の記念日だった。ドタバタしていて、スッカリ忘れてたわ。そんな節目なので、今日からは無理にカレンダーを追っかけず、書ける時、書きたい時に書くことにしようと思う。もちろん目指すはこれまで通り、日々更新。でもCD聴いたりライヴを観て触発されれば、1日に2本書くことだってある(もちろん時間的余裕があれば)。逆に「どうしてコレ書いてくれないの?」なんて時は、自分が書く必要性を感じないとか、作品的に書くに値しないと判断した時かも。素人ブロガーに散見するけど、イイ気になって持論ならぬ罵詈雑言を並べ立てて誰かを不快にするくらいなら、敢えてココには取り上げない。でも逆に「カナザワはこう聴いたけど、皆さんは…?」という問題は定義はアリ、だと思う。いずれにせよ、商業誌や解説では書けない、ホンネに近いことを発信する場として始めたブログなので、今後もお気楽に読んで戴ければ…

さて、15年目突入の最初のポストは、達郎さんの最新シングル。その作品のクオリティの高さ、安定感といったら、もう誰もグゥの根も出ない。でもそれを前提に言うなら、最近の達郎作品は、ちょっとだけ out of my line だったんだな。いい曲、いい歌、それは間違いないけれど、そのベクトルは「歌を聴かせる」ことに向いていた。でもカナザワが一番好きな達郎作品は、やはりRCA/AIR yearsであり、MOON初期の作品群だった。

だから今回のシングルは、<ミライのテーマ>、<うたのきしゃ>、共に結構なお気に入り。特に<うたのきしゃ>は、ちょいマニア指向の音楽ファンに愛される<Music Book>っぽいリフがキモである。早い話が、シッカリしたバンド・サウンドに近い作りだ。

でも、「なんだ、やればできるじゃん」というのは言い過ぎで、達郎氏自身がやろうと思えばいつでもできたはず。むしろ、いま敢えてコレを演った、というのが重要だと考える。あの切れ長の目で、それだけシッカリとシーンの動向やファンのニーズを鋭く見ているのだ。そしてそのリアクションは、必ずや、次のアルバムに反影されるだろう。

ただ願わくば、本当にピュアな、音楽一本で勝負するような作品を作って欲しいところ。タイアップ・シングルの積み重ねをアルバムにまとめるのではなく、ね。達郎さんぐらい大物になってしまうと、スポンサーや代理店が放っておかないのもよーく理解できるが、今それをうっちゃることができるのも、もはや達郎さんくらいなのだ…。