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栃木県佐野市の町興しイベント:くずう原人まつりのライヴに、今井優子がお呼ばれ。カナザワもスタッフとして参加してきた。このライヴは元々、イベント・スタッフと懇意にされているギタリスト増崎孝司さん(DIMENSION)が出演依頼を受け、メンバーを集めている。そして今回は、『IT'S MY TIME TO SHINE』へのレコーディングに参加いただいたご縁でお声掛け戴き、増崎グループのフィーチャリング・シンガーとして参加することになった。

今回のスペシャル・バンドのメンバーは、以下のとおりの売れっ子ミュージシャンばかりの豪華メンバー。

増崎孝司(g)
竹上良成(sax)
野崎洋一(kyd)
森光奏太(b)
伊吹文裕(ds)
今井優子(vo)

増崎さん以下、竹上さん、伊吹くんも『IT'S MY TIME TO SHINE』のレコーディング・メンバー。当初はアレンジ安部潤さんも参加予定だったが、出演日変更で合流できず。竹上さんが参加している松田聖子バンドのバンマス:野崎さんを誘った、という流れ。ピアノ・ソロでかなりブッ飛んだフレーズを繰り出していたので、食事の時にFavorite を尋ねたら、実は山下洋輔!ということで、大いに納得。でも聖子ちゃんとは結びつかないなー(苦笑)

伊吹くんは、ブルー・ペパーズでの付き合いもあるけれど、ベースの森光クンは何と若干20歳。見た目は完全に高校生なのに、音はシッカリしていて驚いた。これで経験を積めば、末恐ろしいベース・プレイヤーになる。日本のセッション・シーン、ビジネスはともかく、現場の将来は決して暗くないです。

当日のドキュメントは、今井優子オフィシャルブログの該当記事をご覧戴くとして、ココではステージの模様にスポットを当てよう。

その前に、まずは当日のセットリストを。

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オープニングは、ロニー・ロウズやらサイド・エフェクトならインコグニートやらで有名な<Always There>。竹上さんの十八番で、クルセイダーズっぽいテイストが特徴の楽曲だ。<僕らの音楽のテーマ>も、オリジナルのサックスは竹上さん。<Revelation>は軽快なシャッフル・チューンで、オリジナルはロベン・フォード。増崎さんのロック・フュージョンっぽいギターが、気持ち良くドライヴする。各人のソロ・パートにもたっぷり時間を掛けていたので、楽器を嗜む人には堪らない瞬間だっただろう。実際このイベント、昼間にはアマチュアのライヴも行われていたし。

さて5曲目「Feel Like Makin' Love」から、今井優子がステージに。もちろんロバータ・フラックの名曲で、ややシットリ気味のアダルトな入り方。カナザワがバンドと今井優子のイメージから、 マリーナ・ショウ版のこの曲を提案したが、「この曲だったら大好きなロバータの方で歌いたい!」と。リハではかなりメロウな仕上がりだったが、増崎さんが「ライヴだから演奏のソロ・パートをもっと盛り上げて、ヴォーカル部分とメリハリつけよう」と提案。程よいバランス感になった。続いては今井のレパートリーから<真夜中のドア>、そして新作から<He Loves You>と<Love Squall>とイイ流れで。今更だけど、スタッフが言うのもなんだけど、ホントにこのヒト、うた上手いですわ

続いてプレイしたニュー・アルバムのタイトル曲<It's My Time To Shine>は、生バンドで演奏するのが、この日初めて。ミニ・ライヴではオケを使って歌っているので、生オケでは初のお披露目だったのだ。でもとてもイイ出来で、当人も「やっぱり、ナマはいいわぁ〜 」と感激していた。

これで本編を締め、アンコールには マリーン/ T-SQUAREの<It's Magic>。選曲相談で曲名を出したら「むかし、歌ったことがある」というので、スンナリ決まった。しかも、伊吹=森光のリズム隊は、マリーンのライヴ・サポートをやったことがあり、都内でのリハーサル時からノリノリな感じ。まさにこのバンドにジャスト・フィットな楽曲となった。オーディエンスも知ってる人が多かったのか、かなりの盛り上がりで。

リハ時の猛暑、本番直前の通り雨、と夏の野外イベントらしいトラブルはあったけれど、今年は何処の夏フェスにも行けないので、これを代わりに。スタッフとしての参加なので、ノンアル・ビールしか飲めなかったものの、イイ場所・イイ音楽で夏を満喫しました。

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