warren wiebe

コレもご紹介が遅れたネタ。先月末に 発売元のレーベル:contante & sonante での通販がスタートした 故ウォーレン・ウィービーのデモ・トラック集をご紹介したい。AORマニアには “デヴィッド・フォスターの秘蔵っ子” として既にお馴染みで、94年に武道館で行われた『JT Super Producers Vol.1』でもリード・シンガーとしてフォスターに同行していた人だ。終ぞ自分のアルバムを出すことなく、早々に世を去ってしまった不世出のヴォーカリストだが、その没後20年の節目に、こんなステキなアルバムが作られた。

このスペインのレーベル contante & sonante では、かねてから、デモ・シンガーとして活躍していたウォーレンの秘蔵音源を世に出すことを使命とし、バート・バカラックやトム・スノウ、スティーヴン・ドーフらのデモ音源集に、彼の美声を忍ばせてきた。今回のアルバムはその集大成と言えるもので、全14曲中6曲が、バート・バカラック&トニオ Kトム・スノウスティーヴ・ドーフガードナー&フラー、そしてデヴィッド・フォスター・トリビュート『FLY AWAY』といったアルバムで既発表のウォーレン歌唱曲。そして残る8曲が、今回初出となる未発表デモ音源である。

いくつかピックアップして紹介すると、フォスター制作でセリーヌ・ディオンのヒットとして知られる<The Colour Of My Love>のデモ。そのウォーレンの仮歌を聴いたセリーヌが、「この人の後じゃ歌える気がしない。こんなに美しい声は聴いたことがないわ」と絶賛したという逸話がある。トム・スノウとディーン・ピッチフォードがサントラ用に書いた<Send A Little Time With You>は、当時リトル・フィートで歌っていた女性シンガー:ショーン・マーフィとのデュエット。またソングライター兼マルチ・ミュージシャンとして知る人ぞ知るガイ・トーマス、やはりフォスターとの来日履歴を持つカナダのシンガー:ティム・フィーアン、それぞれとの初お目見えが各2曲づつ入っている。そのうち<The Day I First Saw You>は、ガイとジョセフ・ウィリアムス(TOTO)が共作したTOTO風ミディアムで、メロディが完全にジョセフ節。

ウォーレンは類い稀な美声の持ち主なので、やはりスロウやバラードがお似合い。デモ集といえども、これもいきおいそうしたタイプの楽曲が多くなっているから、ココはそのハートフルな歌声に、思いっ切り酔いしれたい。

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