kadomatsu_breath 2018

角松敏生、年末恒例の中野サンプラザ2days、その初日に足を運んだ。題して『Close out 2018 & Ring In the New Season』。個人的には、学生時代からの仲間や旧知の知り合いが多く集まる最終日に行くのがパターンだったが、今回は自分監修のライヴ・イベントとバッティングしているため、初日に観に行ったのである。ちなみにこの年末ツアーは、その年の集大成的な構成となるのが常。となれば、今年はビッグ・バンドと、秋に回った《お前と俺》ツアーの掛け合わせか!? 別件で連絡を取っていたレギュラー・ドラマー:山本真央樹クンからも「年末は僕じゃないですよ〜」と聞いていたので、おおよその内容は想像できていた。(以下ネタバレあり)

が、ホール内へ入ると、珍しくステージに緞帳が…。「これは何か仕掛けがあるのかな?」 結局、カラオケ・バックにひとりで<月のように星のように>を歌うための演出で、ビッグ・バンドのステージ・セットを隠しておくのが目的だったらしい。ところが、緞帳のセンターを少しだけ上げて、逆光線の中から角松が登場したのはカッコ良かったのに、再び緞帳が下りたタイミングで舞台風が吹き、緞帳が大きく膨らんだ。幕前に立って歌い始めた角松は、迫り出す緞帳に背中を押され、危うくステージから落ちそうに…。なんか妙な格好で歌っているなぁ〜、と思っていたら、曲の間中ずーっと背中を押され続けていたそうで、結構必死に踏ん張っていたらしい。「こんにちわ、角松敏生です」といつもの挨拶の後の喋りがいきなりトラブル発生の話だったから、マジ焦っていたようだ

さて、問題の緞帳が上がると、本田雅人率いる13ピースのB.B.Station、そして森俊之(kyd)、梶原順(g)、山内薫(b)に荒川諒(ds)、そしてミュージカル方面から募った初登場のコーラス隊(吉川恭子・上森真琴)が一堂に。基本的なセットは6月の 『BREATH from THE SEASON 2018』ツアーをベースにしているが、微妙に曲が入れ替わっていて、それがまた美味しい。とりわけ、意表をついたビッグ・バンド・アレンジが新鮮だったのが<Take It Away>。<RAIN MAN>はツアーからの再演だが、楽曲スタイルがジャズ・アレンジにフィットしていて、またも唸らされた。沢田研二<勝手にしやがれ>は、MC受けのシャレで歌っただけで、ワンコーラスも行かずにカット。その代わりにスタンダードの<Beyond The Sea>を小粋に聴かせてくれた。

<Nica's Dream>では先日亡くなった前田憲男さんへの追悼コメントを交え、各プレイヤーをフィーチャー。ビッグ・バンド版<OSHI-TAO-SHITAI>にも驚いたが、これはサスガに少々無理があったような気も… 怒涛の終盤では、まさかの<Girl In The Box>もプレイ。“もう跳べない” とボヤきつつシッカリ歌ってギター・ソロも弾いていた。ただしBPMだけは落とし気味で… アンコールはハマリ曲<A Night In New York>のカヴァーで、コアラモードのあんにゅがゲスト参加。最後はこだわりのバラード2曲で締めくくった。トータルほぼ3時間。毎年のことながら、たっぷり楽しませていただきました。

翌日はゴスペル・クワイア登場、<WAになっておどろう>も出たそうだが、そこいら辺は年末恒例のキマリ事ということで。


[ SET LIST ]
1. 月のように星のように
2. Lady Ocean
3. If You
4. Lunafairymiena
5. Take It Away
6. RAIN MAN
7. You're My Only Shinin' Star
8. Desire
9. 勝手にしやがれ(intro)
10. Beyond The Sea
11. Nica's Dream
12. OSHI-TAO-SHITAI
13. 初恋
14. AIRPORT LADY
15. SHIBUYA
16. Girl In The Box

- ENCORE -
17. A Night in New York(with あんにゅ)
18. TAKE YOU TO THE SKY HIGH

- MORE ENCORE -
19. See You Again
20. We're Together


で、最後にひとつ、今回は心ならずもマナー知らずの好ましくないファンに遭遇してしまったので、苦言を少々。書くかどうか迷ったけど、ライヴ中に何かトラブルがあってからでは遅いので…。

実は今回カナザワは、重量級の紙飛行機が後頭部にぶつかり、コブを作るハメになった。もちろん角松ライヴの常連なら、後頭部に紙飛行機がコツコツ当たるのは、もう慣れっこである。でも今回飛んできたのは、モギリのところで配っているイベンターの小冊子。それをそのまま飛行機状に折って、投げつけた輩がいたのだ。紙っぺらの飛行機なら当たったって大して痛くないが、今回は厚みのある冊子状の紙の束。しかも機首は強引に三角に折ってあるので、小さな鈍器で軽く殴られたような衝撃を受けた。被害者が内輪のオジサンなので事なきを得たが、それでもコブができたくらいなので、もし女性ファンの顔にでも当たってケガでもしたら、最悪ちょっとした騒ぎになったかも知れない。それこそ、次回から紙飛行機禁止!なんてことになってしまう可能性もゼロではないよ。このブログを訪れる方は、みんな良心的ファンだと思うが、角松ファンの中にもマナーを知らぬ大バカ者がいるようなので、そこはみんなで注意していかないと…