kalapana 2

例年になく仕事が落ち着いているこの年末だが、忘年会/慰労会の類いは例年の倍以上。いつもは2〜3件顔を出して終わるのに、今年は今週だけで4件もお声掛け戴いて。ただどれもサクッと終わる感じなので、呑んだくれ状態には陥らずにいられる。

でも此の期に及んでも容赦なく飛び込んでくるのが、悲しいお知らせ。それも忘年会に向かう道すがらで知ったのが、カラパナのオリジナル・メンバー:マラニ・ビリューの訃報だった。

マラニがロック色を強めるカラパナを離れたのが、70年代末。しかしその後の再結成でバンドに戻り、それからはフロントに立って歌い続けてきた。相方マッキー・フェアリーが逝ってからもD.J.プラットと共にカラパナを支え、その明るい笑顔と如何にもハワイ人らしい大らかさでグループの顔として活躍。少し前に心臓手術をしていたそうだけれど、その後は病を克服して音楽活動を再開し、ほぼ毎年 来日公演をこなしてきた。現時点では死因は不明だけれど、自宅のあったカウアイ島で急死したとか。マラニの従姉妹で州議会議員を務める女性が、27日(木)晩にfacebookで声明を発表した。マラニは享年69歳。

日本に於けるカラパナのカタログは、オンタイムのトリオ・レコードに始まり、キャニオン〜ビクター〜Solid/Ultra Vybeと発売権が随時移動している。カナザワはそれが Solid/Ultra Vybe に来た時に、再発シリーズと11枚組Box Setの監修・解説を仰せつかり、その少し前の来日時にマラニにも取材した。あの時も、人懐っこそうな笑顔が印象的で…。実際のところは分からないが、メンバーで一番ネイティヴ・ハワイアンの血を感じさせる人だった。

日本でマラニのソロ作というと、カラパナを離れていた83年の『ISLANDS』しか紹介されていないが、実はハワイでは盛んにソロ活動を行なっていて、95年には『SAVED』なるソロ作で、伝統あるNa Hoku Hanohano Award を受賞。他にも『REFLECTIONS OF MY LIFE』や『R EVERATIONS』、『WATER SONGS』といった作品を発表していた。

実のところはカラパナも、ココ何年か積極的にライヴを観に行ってなかったのだが、グループとしての新作が暫く途絶えているのに、ヴェニューはいつもフルハウスで。やっぱりもっと足を運ぶべきだったと、ちょっぴり後悔している。再発が後手に回っていた海外では、最近ようやく Box が出たタイミングだった。

Rest in Peace...