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新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞヨロシクお願い申し上げます。昨年最後のポストにも書いた通り、今年はカナザワの音楽ライター稼業20周年、そして自分のキャリアの土台となったディスク・ガイド『AOR LIght Mellow』の初版(ブルーの方)からも20年という節目の年(右は01年の増補改訂版『AOR LIght Mellow Remaster Plus』)。とにかく今年はコレの20th Anniversary Edition を何とかしたいゾ、と。

もう何年も前から言ってきてるので、半ば狼少年と化している気がするが、この何年か積極的に取り組んできたシティ・ポップは充分に盛り上がっているので、今度は洋楽 AORを何とかしたい。しかも自分のスタンスとして、特定の年齢層に訴えるのではなく、いま育ってきつつある若いAORファンを扇動して、次世代への継承を視野に入れた、エイジレスなAORガイドを作りたい。

マニアな中にはレア盤情報を期待する方もいるだろう。でもそれはそこそこ、で。リスナーがちょっと頑張ればCDやレコードが手に入る、そういうレヴェルに抑えたいのだ。世界に何枚現存するか分からないような自主制作の皿を紹介するのは、ディスク・ガイド本来の目的からすれば逸脱した行為。DJやバイヤー、コレクターが主導するガイド本はそうなる傾向が強いけれど、クリティカルな立場にいる者がやるべきコトではない。もちろんガイド本に載せれば復刻の可能性が広がるが、入手難易度を載せて市場を煽るような内容にはしないつもりだ。

また、レア・グルーヴ世代以降の若いAORファンから自分がご支持戴けるのも、オンタイム感覚を持ちつつ、時代に見合った斬り口を提示できているからだと考える。時に間口は広くなるが、リアルタイム感覚にこだわっていては、シーンの将来は見渡せない。当時の主流だったTOTO/エアプレイ至上主義はもはや過ぎ去っていて、そこにあまりバイアスを掛けると、どうしても世代を限定してしまう。その存在の大きさには敬意を払いつつ、より広い目でオトナの都市型ポップスを俯瞰するつもりだ。

そのあたり、大きな青写真は描けているのだが、問題はどれだけ時間をコレに確保できるか。もう7〜8年前から何度も出し直しの話は出ていて、実際にレイアウトを作ったり、執筆にも手をつけた時期があった。ところが結局時間が取れなくなって頓挫、の繰り返し。でも今年こそは、という思いが強いので、ココに “今年のステイトメント” として書いておくことにした。

ガンバリまっす