todd_white knight

先日の新年会の時、ちょっと盛り上がったのがトッド・ラングレンの話題。果たして5月の来日公演(@すみだトリフォニーホール/大阪もアリ)には行くべきか?と、熱い議論が交わされたのだ。それは取りも直さず、今度のトッドがどんなパフォーマンスを披露してくれるのか?、という部分に掛かっている。実を言うとカナザワとレコード会社ディレクター某氏は、数年前のビルボード・ライヴで「?」なソロ公演に遭遇していて、またアレをやられた日にゃ〜 と言うワケだ。来日情報の謳い文句には「キャリア集大成」なんてあるけど、それが信用ならないコトは、経験上分かっている。

半年前にリリースされた最新アルバム『WHITE KNIGHT』も、かなり豪華なゲストを迎えていた割に、熱心なファンの間で語られた程度。ドナルド・フェイゲン、ダリル・ホール、ジョー・ウォルシュ、ベティ・ラヴェット…と、従来のトッド・ファン世代にお馴染みの顔触れが並ぶ一方で、ヒップホップ世代との共演も多数。息子リバップ・ラングレンとの共演も盛り込まれている。その振り幅の広さこそトッドらしさだが、その度が過ぎればファンは振り回されてしまうワケで、ついて行くのがやっと。それこそ前回の来日みたいに、EDMにトライしてジジィのダンスなんか見せられても、何だコレは、で終わってしまう。

そうした意味ではこのアルバムも、集大成にふさわしく、バラエティに富んだトッド節が楽しめる。サスガにEDMはなく、全体的に相応の節度があって、トッド好きなら納得できるだろう作り。中には、打ち込みサウンドにトッドらしいメロディが乗った 80's 風アーバン・ファンクもあって、ブラック・コンテンポラリー好きなら思わずニヤリとしてしまう。名曲<Hello It's Me>みたいな名曲などないし、初期ユートピアのプログレッシヴ・サウンドも聴けないが、ソウル〜R&B好きのトッドの良い面が表現されたのだ。それでいて本編最後は、ジョー・サトリアーニ、ユートピア仲間のカシム・サルトンや盟友的存在であるチューブスのプレイリー・プリンス(ds)が参加したハード・ロック・ナンバーだったりするとことが、やっぱりトッド、だったりして…

…というワケで5月の公演、どうしたモンですかね?