neighbors complain 2

昨日の “佐藤竹善&Friends” ライヴで大フィーチャーされた大阪の4人組: Neighbors Complain(ネイバーズ・コンプレイン)。当ブログ常連さんには とうにお馴染みだと思うが、先月23日に2ndフル・アルバム『BRIDGE』が出ているので、このタイミングでご紹介。最近新しいお客様も多く、Neighbors Complainって誰?なんて方も多そうなので…。

以下、これまでにNeighbors Complainをご紹介した当ブログのポスト。

● LIGHT MELLOW MAGIC / Various Artists(2014.9)
● MAKES YOU MOVE / NEIGHBORS COMPLAIN(2016.6)
● NBCP / NEIGHBORS COMPLAIN(2017.7)
● NEIGHBORS COMPLAIN Winter Live Tour 2017 @ 渋谷 Star Lounge(2017.12)
● NEIGHBORS COMPLAIN SPRING TOUR 2018 ”MIXED TAPE” @代官山 UNIT(2018.4)

簡単にまとめると、彼らは大阪出身のジャズ・ファンク〜ネオ・ソウル系セルフ・コンテインド・グループ4人組で、米国の一流音大で学んだ複数のメンバーを抱える超実力派。元々大阪駅周辺でストリート・ライヴを行なって実力を蓄えていたが、知名度アップと共に業界内評価も上昇し、現在は元Skoop on Somebody の野上幸平がプロデューサーとして全面バックアップする。そして1st アルバム『NBCP』収録曲<Night Drivin'>が SUZUKI エスクード のタイアップに使われ、人気が全国区に。ジャカルタの人気フェスにも出演した。

カナザワは結成直後から彼らを見ているので、今は充分に成長した、という気持ちがあるが、バンドとして大きくなったことと、作品の内容はまた別モノ。楽屋で会ったメンバーは、「いろいろ悩んで大変だったんスよ〜」と言ってたが、確かにその甲斐あって、よくできたアルバムになった。しかし彼らの実力を考えれば、もっと欲をかいて冒険したトラックがあっても良かったかな?、と思う。<LST/D>, <Aurora>, <In Our Life Steps>といったキャッチーなナンバーもあれば、<Escape>や<モノクロノユメ>のように畳み込むファンク・チューンもあって、バランスは良好。最初は大人しく感じた<Weekend>や<SAYONARA愛しき人>も、聴き込むほどに日本語の歌詞がジワンと染み入ってくる。エロティックに幽玄の世界に誘うインスト<Between Real and Dream>を入れたあたりは、バンドのポテンシャルの高さをアピールするものでもあるな。逆に王道バラードはまだまだ青臭く感じたが、これは人生経験を積めば色艶が増してくるだろう。

今いくつかアシッド・ジャズ系バンドが人気を博しているけど、同じようにポップに進んでいって、波のあるうちに不動の人気を確立できれば創作の自由が得られるが、不完全燃焼で終わればブームと共に流される。実力派が陥りやすい、器用貧乏というワナもある。有無を言わせぬ最強キラー・チューンがあれば、良かったんだけどね。個人的には、ドス黒いミッド・ファンク<モノクロノユメ>にグッと来ました。

人気が出て、レーベル移籍して、ライヴは満杯で入れない、音源も届かないなど少々疎遠になってしまった Neighbors だけれど、顔を合わせれば「僕らをずーっと見てる人が来てくれた!」と歓待され、『Light Mellow 和モノ Special 増補版』の小冊子掲載を知っていて、シッカリ御礼を言ってくれる。売れてきても本人たちは決して驕らず、至って謙虚。昨日のライヴでも分かったように、竹善さんや要さんからもチャンと認められている。やっぱりこれからも応援し続けたい若手バンドだ。