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竹内まりや<セプテンバー>や松原みき<真夜中のドア>、杏里<悲しみが止まらない>、上田正樹<悲しい色やね>を筆頭に、杉山清貴&オメガトライブや稲垣潤一らに多くのヒットを提供してきた稀代のヒットメイカー:林哲司が率いる8人組、ザ・バンド・エイト。17年に始動したこのグループが、若干のメンバー・チェンジを経て再び見参 …というコトで、2nd アルバム『turn to blue』の完成記念レコ発ライヴ@目黒Blues Alley Japan を観に行った。

ザ・バンド・エイトは今までにライヴを数回こなしていて、カナザワもコレが2度目の参戦。でも以前に比べると、新生ザ・バンド・エイトは、何かひと皮剥けた感じがする。見た目もどハデな新加入の実力派シンガー:一穂(09年にソロ・デビュー)のハジケっぷりが新鮮で、オトナなバンドを程よく引っ掻き回している感じが Very Nice。去年リリースしたアルバム『third gear』も、今ドキのアーバン・ブギー路線がなかなかだったが、ちょっと座りが良すぎる印象を持っていたので、今回のパフォーマンスを見て、バンド自体がスゴく面白くなったように映った。

前作も今度の新作『turn to blue』も、収録曲のほとんどは、当然ながら林哲司の作曲。実際にライヴを見て、スゴく耳馴染みが良い、イアー・キャンディな楽曲が多いことに感嘆した。ほとんどが新曲かと思って聴いていたが、実際は2枚のアルバム両方からやっていて、前作からのピックアップも生まれ変わったというか、眠っていたポテンシャルを上手に引き出した感アリ(アンタの聴き込み不足と言われりゃそれまでだが…) とにかく今ドキのシーンにフィットしそうなアーバン・ブギー路線が耳に心地良く、世間への打ち出し方さえ工夫すれば、結構若い世代にも響く音ではないか。

またこの日のステージでは、松原みきに提供した<真夜中のドア>と、角松敏生プロデュース:ANNAが歌った名バラード<シングル・ガール>(のちに角松自身がカヴァーし『THE GENTLE SEX』に収録)をバンド・アレンジで披露。1st setのラストに歌われた<真夜中のドア>では、元VOCALAND〜GRUNIONの吉田朋代嬢、そして自分と一緒に観に行った今井優子が林センセから いきなりステージに呼び出され、飛び入りで共演するコトに。両人とも この歌っているからねー。オーディエンスも予期せぬハプニングに、ヤンヤの喝采となりました 完全なる無茶ぶりだったものの、そうあるコトではないので、優子さん自身も喜んでいたことをお伝えしておく

ザ・バンド・エイトの新作は、今のところライヴ会場限定発売だそうで、またしばらくは手に入れにくい状況。でも近々に、2枚からのコンパイルを一般発売する計画があるらしく、その早期実現に期待したい。それくらい、一人でも多くの方に聴いてほしい音が詰まっている。