kingtones_soul mates

本日の訃報2本目は、68〜69年に大ヒットした<グッドナイト・ベイビー>で知られる和製R&Bグループの草分け、ザ・キングトーンズのリーダーにしてリード・テナー:内田正人逝く、のニュース。日本屈指の本格的ドゥ・ワップ・グループとして、大滝詠一や山下達郎からも敬愛された。近年は内田の実質的引退により、グループとしての活動を停止していた。享年82歳。

グループ結成は1958年。歌謡路線への転向を嫌ってデビューを渋ったが、68年に<グッドナイト・ベイビー>で登場するとコレが大ヒット。69年に4月には全米発売され、ビルボード誌R&Bチャート48位を記録している。何度かのメンバー・チェンジを経て最近まで活動を続け、05年からは3年連続でフジロック・フェスティバルに出場した。

最近では、山下達郎の楽曲提供を受けて制作した78年の『RESURRECT(銀河からの帰還)』が、シティ・ポップス人気を受けて再評価。拙監修 Light Mellow 和モノ・シリーズの一環で一昨年リイシューされている(その時のポスト)。そう、達郎氏のステージ定番曲<Let's Dance Baby>や好バラード<Touch Me Lightly>は、元々キングトーンズに提供した楽曲だったのだ。

また上掲作『SOUL MATES』は、95年にリリースされたデビュー35周年記念盤。シュガー・ベイブ時代の達郎氏が、やはりキングトーンズに歌って欲しくて伊藤銀次と書いた<Down Town>、高野寛の名曲<夢の中で会えるでしょう>、<グッドナイト・ベイビー>のセルフ・リメイクに加えて、上田正樹、佐野元春、根本要、大沢誉志幸、松尾清憲、藤井尚之らが楽曲提供した、まさに豪華絢爛の一枚になっている。

日本のポップス界は、ワン&オンリーの貴重な歌声を失った。Rest In Peace...