lightmellowイベント201902-9ol

約半年ぶりの『Light Mellow presents 音盤&トーク・ライヴ』。場所を都心の神田神保町、開催日を土日からウィークデーに移しての初開催で、果たしてお客様にお集まりいただけるのか不安もあったが、来日直後で限定BOXの発売もあったTOTOをネタにしたタイミングの良さが手伝って、これまでよりも多くの方々に来場していただいた。まずはお運びいただいた皆さま方に 改めて多謝 m(_ _)m

来日に絡めたTOTO特集とは言っても、充実したデータ本や、カナザワ自身も解説を寄稿したスティーヴ・ルカサー自伝があるワケで、その辺りをなぞっても仕方がない。そこでこのトーク・イベントでは、TOTOに対するカナザワの個人的見解や思い入れ、そして公にはできない裏情報などを小出しに。

音盤は基本的に、先日限定リリースされてすでに入手困難になっている31枚組豪華BOX『ALL IN』からのセレクト。とにかくデビュー作から『MINDFIELDS』までの全スタジオ作を名エンジニア:エリオット・シャイナーがリマスターして収録。そのうえ現時点では単品発売されていない新録スタジオ作『OLD IS NEW』まで入っているのだから、TOTOファン垂涎。 いつも協力いただいている エルプの竹内氏も、レーザータンテーブルを2台持ち込む念の入れようだった。

オープニングは、新作『OLD IS NEW』から、既に公開済みの<DEVIL’S TOWER>を爆音で。先の日本公演でもオープニングにプレイされたご機嫌なロック・チューン。この『OLD IS NEW』は全10曲収録で、去年出たベスト盤『40 TRIPS AROUND THE SUN』に3曲、その後2曲が配信済み。ここでは残った5曲から、ポーカロ3兄弟揃い踏みの<FEARFUL HEART>、そしてジョセフ・ウィリアムスの活躍が光るビートルス風の<CHELSEA >をセレクトした。

<MOODIDO>、<TILL THE END>、<LOVE HAS NO POWER>は、ベスト盤からは洩れてしまったカナザワのリコメンド曲。とりわけジャン・ミッシェル・バイロンはTOTOの黒歴史としてほぼ抹殺されてしまっているけれど、この時期のTOTOは一際クロいグルーヴを供給していたので、カナザワ的には全然アリなのだ(シンガーのキャラはともかく)。

『TAMBU』はアナログ激レア、『MINDFIELDS』は初アナログ化、というコトでの選曲。それぞれ2枚組でのアナログ化だったが、『TAMBU』の音の良さにビックリ。

後半は『ALL IN』のハイライト。まずは隠れ驚愕ネタの<YOU ARE THE FLOWER >と< ANGELA>。共にこれまではお蔵入りしていたロング・ヴァージョンでの収録で、通常版ではフェイド・アウトしたところから先がある。特に前者はジェフ・ポーカロが暴れ出し、短いソロ状態に突入 データ本などでは全く指摘されていなかったので、驚いた方が多かったのではないか。続いて伝説の初日本公演の5曲入りライヴから、<MAMA>とこの頃のライヴのみで披露されていた<RUNAWAY>を。<MAMA>はボビー・キンボールのヴォーカルが悶絶モノの素晴らしさなのだが、これを維持できなかったのが彼の残念なところ。アンコールでプレイされた<RUNAWAY>はまさしく怒涛の迫力。楽曲自体の完成度が今イチなので、スタジオ録音がないのも納得なのだが、存在自体が貴重なので、こうして陽の目を見ただけで嬉しい。そしてラストは、何かと話題の<Africa>を、事前の聴き比べで一番音が良かった当時の4曲入りEPで。

以下、この日のプレイリストです。

1. DEVIL’S TOWER from『OLD IS NEW』
2. ROSANNA from『TOTO IV』(orginal と remaster 聴き比べ)
3. MOODIDO from『L.A.オリンピック公式アルバム』
4. TILL THE END from 『FAHRENHEIT』
5. LOVE HAS NO POWER from『PAST TO PRESENT1977-1990』
6. THE TURNING POINT from『TAMBU』
7. CRUEL from『MINDFIELDS』
8. FEARFUL HEART from『OLD IS NEW』 
9. CHELSEA from『OLD IS NEW』
10. YOU ARE THE FLOWER from『TOTO』
11. ANGELA from『TOTO』
12. MAMA from『LIVE IN TOKYO 1980』
13. RUNAWAY from『LIVE IN TOKYO 1980』
14. AFRICA from『TOTO IV』

次回『音盤&トーク・ライヴ Vol.15』は、6月7日(金)、同じく神保町・楽器カフェを予定。内容は未定だけれど、今回手がつけられなかったTOTOもワークス集でもやりますかね?