guitar magazine 19.4

既に結構な話題になっているようなので、ご覧戴いた方も多いでしょう、ギターマガジン4月号の巻頭特集『シティ・ポップを彩った カッティング・ギターの名手たち 〜昼下がりのメロウ・グルーヴ篇〜』。その一環でカナザワも、《シティ・ポップのカッティング名盤ガイド32》なるタイトルで、約20ページ分のランキングを監修・執筆させて戴いてます。

メイン・ページでピックアップされているのは、松原正樹、松木恒秀、山下達郎、村松邦男、鈴木茂という5人。「アレ、芳野藤丸は?」なんてツッコミもありつつ、ながら、おおよそ納得できる人選だろう。個人的にカッティング・ラヴな日本人ギター弾きを数人選ぶと、達郎・松木両氏に松っつぁん、藤丸さん、土方さん、西慎嗣、角松あたりになるかな。

さて、この号でカナザワが頼まれたのは、まさに、ライトメロウ的視点でカッティング名手のアルバムを30枚ぐらい選んで、という内容。発注時点では、本編で誰をピックアップするのか聞いていなかったので、有名どころは被って当然ながら、マニアックな視点も盛り込んでください、という話だった。そこでプレイの主の知名度にはこだわらず、印象に残っているギター・カッティング名曲を収録したアルバム32枚セレクト。特に順位は設けなかったので、実際の記事に掲載された順は編集部が決めたものになる。

● 山下達郎 / SPACY(1977 / RCA)
● 山下達郎 / FOR YOU(1982 / RCA)
● 吉田美奈子 / IN MOTION(1983 / ALFA)
● 鈴木茂 / BAND WAGON(1975 / PANAM)
● 角松敏生 / AFTER 5 CLASH(1984 RCA)
● 松任谷由実 / PEARL PIERCE(1982 / Toshiba EMI)
● ONE LINE BAND / YELLOW MAGIC(1978 / Victor)
● 芳野藤丸 / YOSHINO FUJIMAL (1982 / AIR)
● AB’S / AB’S(1983 / AIR)
● 松下誠 / FIRST LIGHT(1981 / RCA)
● ブレッド&バター / LATE LATE SUMMER(1979 / ALFA)
● CHAR / THRILL(1978 / SEE-SAW・Pony Canyon)
● スペクトラム / OPTICAL SUNRISE(1980 JVC)
● MIXNUTS / SEEDS IN THE WATER(1994 / 江戸屋)
● 風 / 海風(1977 / PANAM)
● スクール・バンド / OUR BEST SONGS NOW(1976 / BLOW UP)
● センチメンタル・シティ・ロマンス / CITY MAGIC(1977 / KITTY)
● 土方隆行 / SMASH THE GLASS(1980 / Columbia)
● パラシュート/ 6 KINDS 6 SIZES(1980 / AGATHA-Pony Canyon)
● 寺尾聰 / REFLECTIONS(1981 / Toshiba EMI)
● 松田聖子 / SQUALL(1980 CBS Sony)
● JAPS’ GAP’S / NO PROBLEM(1981 / DISCOMATE)
● 松原みき / COOL CUT(1984 / Pony Canyon)
● ベーカーズ・ショップ with ハルコ / HOT LINE(1980 / JAPAN)
● 国分友里恵 / RELIEF 72 HOURS(1983 / RCA AIR)
● 美穂 / CALIFORNIA CRISIS(1986 / RCA AIR)
● ザ・ヴォイス&リズム / ボイスればリズムる!(1983 / JAPAN)
● ケン田村 / FLY BY SUNSET(1982 / CBS SONY)
● 村田和人 / ひとかけらの夏(1983 / MOON)
● EPO / VITAMIN E.P.O. (1983 / RCA)
● 野口五郎 / ON THE CORNER(1981 / POLYDOR)
● 大上留利子 / DREAMERS FRO WEST(1978 / NON STOP-WARNER)

自分の担当ページの後に、シティポップ系若手ギタリストたちが選んだ名演選があったことは、届いた見本誌を見て初めて知った。嬉しかったのは、Neighbors Complainのゴッチと美奈子さん、あっぷるぱいの山下くん(笑)と藤丸1stが重なっていたあたり。Lucky TapesやYogee New WaveのメンバーがCharやブレバタを選んでいるのもニヤリとした。スカート澤部さんの高橋拓也は、よくぞ!という感じ。コレ、隠れた名盤だよね。

…ってなワケで、最近 攻めてるギタマガの特集。ギター雑誌として、通り一辺倒のコトはやり尽くしてしまった後のコトだと思うけど、ギター弾き以外の音楽ファンも楽しめる誌面作りで販路を広げ、苦境の紙媒体に活路を見出した。機会があれば、また是非に。