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スコット・ウォーカーにショーケンと国内外に訃報が相次ぐ今日この頃だけれど、家人を亡くした我が家もそろそろ通常営業に。…というワケで、いきなりのイベント参加ダブル・ヘッダー。まずは午後イチで、今月いっぱいで終わってしまう『UDO 50th Anniversary Special Exhibition 海外アーティスト招聘の軌跡 〜熱音時代 1967〜 』@有楽町マルイ 8階特設会場へ足を運んだ。

この展示会は、日本を代表する音楽プロモーターであるウドー音楽事務所が招聘した海外アーティストのサインや使用ギターなどの記念品、秘蔵写真を通じて日本の洋楽史を辿るモノ。一番スペースを割いているのは、年号順にパネルに張り出された来日アーティストのチラシ。この枚数の多さで、ウドーがどれだけ日本の洋楽の発展に貢献したかが一目瞭然になっている。

逆にありそうでないモノは、きっと他のプロモーターが呼んだのだな?とか、ある時期から少しジャンル的に偏りが出てくるのは、もしかして都内にライヴ・レストランが増えたからかな?、なんて裏側を読むのも、また一興。招聘した外タレの日本ツアー中に突如倒産してしまった新興プロモーターなんてヒドイ事例もあった中、未だに第一線でビッグ・ネームに関わり続けているウドーは、やはり大したモノだと思う。

フライヤーの数々を見ていて、あ、コレ行った! コレは金がなくて行けなかった…、なんて懐かしい思いが蘇る中、特にクギ付けになってしまったのが、この2点。

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上は1975年のグランド・ファンク2度目の来日のフライヤー。コレ、カナザワの洋楽ライヴ初体験。そして下はTOTO2度目の来日時のサイン。今は亡きジェフ&マイク・ポーカロが揃っているのが貴重です。

ひとしきり見学して、渋谷へ移動。音楽をこよなく愛すラジオ・パーソナリティ:藤田みささんの活動30周年記念感謝祭『みさフェス』へ。これは彼女とゆかりのあるアーティストを迎えて送る音楽&トーク・フェス。かくいうカナザワも昨年、FMサルースの番組『みさラジ』に出演させていただき、その後もライヴの現場などで度々顔を合わせてきた。

今回の出演は、SALT & SUGAR(塩谷哲・佐藤竹善)、種ともこ、MAMALAID RAG Band、梅垣義明(ワハハ本舗)など。何と言っても梅ちゃんのオハコである鼻ピーナツ(女装でシャンソンを歌ながら、鼻に豆菓子を詰めて飛ばす)のインパクトがスゴくて、その前の出演者たちの熱演を全部持っていった感じだったが、その後を受けてトリを務めた SALT & SUGAR はサスガ。オーディエンスをシッカリ歌の世界へ引き戻しての、美しい大団円となった。“ラジオと結婚して30年!” と謳って、純白ミニのウェディング・ドレスで登場した みささんも、カワイかったなぁ 彼女のトークは流暢かつとても自然で喋りやすいうえ、言葉の端々に音楽愛が溢れているから、こうして多くのアーティスト達に愛されるのだ。

かくいうカナザワも6月に LIVE Light Mellow vol.2 が控えているので、頑張らなくっちゃ!