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スミマセン、時々古傷が疼くんです…。というコトで、密かに心待ちにしていたU.K.、79年の日本公演を収めたライヴ・アルバム『NIGHT AFTER NIGHT』の、40周年記念エキスパンデッド・エディション2CD+Blu-ray3枚組を、ようやく落ち着いて拝聴。オリジナルは9曲入りシングル・アルバムで、実際のステージの半分程度しか聴くことができなかった上、後発のワールド・ワイド盤はミックスをやり直してたりして(エディ・ジョブソンのジャケ写も差し換えられてた)、何かと曰くの多いライヴ盤であった。まぁ、バンドの解散寸前だったので、ゴタゴタはさもありなん、だけど

エクステンデッド版の最初の登場は、16年に発売された18枚組BOXの中で。オリジナル・スタジオ作2枚で終わったバンドに そのヴォリュームはないだろう!という感じで、プログレ好きのカナザワもサスガに購入を見送ったが、最後まで心残りだったのが、この『NIGHT AFTER NIGHT』エクステンデッド版。しかもBlue-Rayには、大好物の 5.1chサラウンドが入っていた。それが今回、単独で発売されたワケである。

ライヴ収録は、79年6月の中野サンプラザと日本青年館での公演にて。大学1年生になったばかりのカナザワは、青年館の前から数列のところでU.K.のステージを喰い入るように見つめた。プログレ・バンドにしては女性客が多かったが、それはエディ・ジョブソンのミーハー・ファン。元々仕切りたがりの完全主義者だった彼が、大きな勘違いをし始めた元凶とされている。カナザワはジョン・ウェットンのナマ歌が一番の楽しみだったが、いきなりプレイされた<Danger Money>のイントロのドラミング、ハンマーを叩きつけるかのようなパワーとパーカッシヴなタム回しに強かなショックを受け、目はテリー・ボジオに釘付けになっていた。

でもエクステンデッドといっても完全版ではない。LP時代は編集盤みたいなシロモノだったから致致し方ないとしても、エクステンデッド版なら2公演を繋ぎ合わせて実際のライヴの曲順に戻すべきだろう。でもそれをしないのはマスターの問題か? それをしていたら、マジで当時の感動が蘇ったのになぁ〜 。でもそれがなくても、自分は充分熱くなってますが…

またライヴのサラウンドというと、オーディエンスの歓声や拍手をリアに設定して、実際にライヴを見ているような臨場感を作るパターンが多い。でもコレはちゃんと楽器がフロント/リアに振ってある。録音状態自体はあまり褒められたモノじゃなく、ちょっと残念だけど、プログレ愛好家なら、そこに目をつぶってもゲットする価値は充分。このエキスパンデッド版のミックスは、ボブ・クリアマウンテンの仕事だそうだ。コレ、早々に品薄みたいなので、ゲットはお早めに。

そういえばエディってば、ロキシー・ミュージックのロック殿堂入り式典のライヴに、ひょっこり顔出してましたね。